家庭をネット詐欺やサイバー攻撃から守るには?~正しい知識と対策

年末年始に気をつけたいネット詐欺やサイバー攻撃
Withコロナでデジタルへの依存度が急速に高まった今日、ネット詐欺やサイバー犯罪に家族が巻き込まれるリスクはますます高まっています。
せっかくのお休みも自宅に籠もり、ネット三昧という方も多いことでしょう。
しかしネット詐欺やサイバー攻撃は急激に増えています。
ご家族が巻き込まれやすい「ネット通販詐欺」「警告詐欺」「当選詐欺」そして「ダウンロード詐欺」と対策をまとめました。

偽のショッピングサイトでだまされてしまう「偽ネット通販詐欺」

コロナ禍で激増中の「偽ネット通販詐欺」

新型コロナ発生以来、ネットショッピングを使う人が増えました。

それに伴うように「偽ネット通販詐欺」が横行しています。

「格安」「在庫あり」にはワナがある。

ネット上で商品を検索すると「超格安」だったり、人気商品が「在庫あり」のECサイトを見つけました。

深く調べないで喜んで購入してしまうと、、、

偽通販サイト~こんなサイトには注意■出展:消費者庁「インターネット通販トラブル」

偽ネット通販詐欺の被害例

  • 一般的なクレジッカード決済でなく、「銀行振り込み」しかできない事も不審に思わず、指定口座に振り込んだが、何も送ってこない。
    問い合わせても、店が存在していない。
  • クレジットカード決済なので安心して支払ったが、送られてきたのは似ても似つかない別の商品だった。
    問い合わせても返事がなく、返品も受け付けてもらえない。

以上が、典型的な「偽ネット通販サイト」の手口です。

かつては怪しい日本語や不自然なサイトのデザインで容易に見破れましたが、今では本物のサイトをコピーして一見しただけでは見分けるがつかない偽通販サイトも多くなってしまいました。

キャッシュレスがすすむ現在、敢えて銀行振り込みしかできないサイトはそれだけで要注意です。

またクレジッカード決済ができたとしても、偽商品を送りつけて、カード決済までの時間を稼ぎ、代金を搾取する手口も横行しています。
相手が海外や外国人ケースも多く、返品や返金の手続も難しいケースが多いです。

 

偽ネット通販詐欺への対策は?

  • 「人気商品や人気ブランドが格安だったり、豊富な在庫があるはずがない」という常識的な判断をする。
  • 有名でない存在が明らかでないECサイトでの買い物はしない
  • 他と比べて極端に安い価格や、あるはずのない在庫を信じない。
  • クレジットカードを使った場合は、すぐにカード会社に連絡して、支払い停止手続を取る。
  • 銀行振り込みをしてしまった場合は、銀行と警察に届け出て、口座の凍結を依頼する。
注意!
消費者庁からは「NintendoのSwitchが安い」と、名称を変えながら営業を続けている偽ネット通販サイトについて、具体的な店名をあげて注意が出されています。
■消費者庁:人気の家庭用テレビゲーム機などを販売しているかのように装う偽の通信販売サイトに関する注意喚起消費者庁が公開している、人気ゲーム機などの偽通販サイト情報人気のゲーム機が格安で売られているはずがありません。くれぐれもだまされないようご注意ください。

驚かせて不要なサポートを押し売りする「警告詐欺」

ネットを見ていると突然現れるセキュリティ警告!

サイトを見ていると突然

  • 「あなたのパソコン(スマホ)は危険なウイルスに感染しています。すぐに対処しないと大変な事になります。このソフトを買って入れれば安全です」
  • 「あなたパソコンのシステムは破損しています」
  • 「危ないのでここに電話してカスタマーサポートに相談してください」

といったメッセージが画面に表示されることがあります。
しばしばうるさい警告音が出ることもあります。

典型的な「警告詐欺の文面」

これは大変だとクリックしたり、サポート窓口に連絡するなどしてしまうと、無用で高額なソフトやサービスを売りつけられたり、不正なソフトをインストールさせられたりします。
これが「警告詐欺」または「ウイルス詐欺」と言われるものです。

昔はアダルトサイトなどを閲覧していると出てくることが多かったのですが、今は一般的なサイトヤプログを見ているときも頻繁に表示されることがあります。

すべて詐欺ですので、冷静に対応してください。

警告詐欺の対策は?

  • 「突然警告して購入に誘導する物はすべて詐欺」とみなす。
  • 自分が入れて入るセキュリティソフト以外のむやみに危険をあおるような警告通知は無視する。
  • 再起動しても警告画面が消えない時は、あせらず検索してネット上の対処方法を調べる。

詳細は当プログ内の下記記事でご説明していますので、ぜひご参照ください。

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警告詐欺にあわてるシニア

 

喜ばせて個人情報を盗み取る「当選詐欺」

ネットを見ていると突然現れる「おめでとうございます!」

当選通知をよそおうサブドメインテイクオーバー

検索したサイトを訪問すると突然、
「おめでとうございます。あなたは当選されました。最新のiPhoneを差し上げますのでアンケートにお答えください」
といったポップアップが表示されます。

よろこんでアンケートに答えていくと、もっともらしい説明をしながら、当選品を送るためと称して、Facebookのなどとアカウント連携を求めたり、大切なアカウントのIDパスワードを聞き出します

また無料と偽って「高価な会員サービス」を売りつける手口もあります。

うっかり入力してしまうと、入力した個人情報を悪用され、不正ログインやアカウントの乗っ取りといった被害にあってしまいます。

決済してしまった場合は、キャンセルはかなり困難で、大きな負担を強いられてしまいます。

当選詐欺も警告詐欺と同じように、広告は配信の仕組みを悪用して一般的なサイトやプログを見ているときも頻繁に表示されることがあります。
すべて詐欺ですので、冷静に対応してください。

当選詐欺の対策は?

  • 「ただより高い物はない!」うまい話は絶対に信じない。すぐにブラウザーを閉じて無視する。
  • 「アカウントのパスワードは銀行の暗証番号と同じ」なので、サイト上で聞かれるはずはない。絶対に入力しない。

詳細は当プログ内の下記記事でご説明していますので、ぜひご参照ください。

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ネットに突然「親愛なChromeユーザー様」「年間ビジターアンケート」「おめでとうございます」「ラッキービジターです」などが表示され「アンケートに答えて最新型のiPhoneを獲得を」と誘われることがあります。SMSで「ご当選確認お願いします[…]

「スマホが当たった!」当選詐欺の仕組みや手口、対処方法は?

 

無料の動画コンテンツに見せかけて不正プログラムを感染させるダウンロード詐欺

無料コンテンツには危険がいっぱい!決してダウンロードしてはいけません

外出できない今年の年末年始は自宅に籠もってネット三昧という方も多いと思います。

少し検索すると、

  • 普通は有料の映画や人気ドラマが無料で見られる
  • 高価な有料アプリが無料でダウンロードできる
  • 無料で音楽ダウンロードし放題

といったサイトが多数見つかります。

喜んでダウンロードしたところ、コンテンツと同時に密かに不正なアプリやマルウェアも入れられてしまいます。

これがダウンロード詐欺です。

セキュリティ会社の調査によると、「無料コンテンツのおよそ8割から何らかの不正プログラムが発見された」そうです。

また、お子様が勝手にダウンロードして感染したパソコンを在宅勤務に使ったため、感染が会社内にも広がり、業務データが外部流出する騒動になることもあります。

ダウンロード詐欺の対策は?

  • 「ただより高い物はない」のたとえを、ネット上では特に大切な教訓とする。
  • 有効なセキュリティソフトを必ず導入し、最新版に常に更新する。
  • 仕事で使うパソコンと家族用、趣味用のパソコンは別の物にする。

 

もしもクリックして何かダウンロードして入れてしまった時は!?

マルウェアか不正ソフト/アプリをインストールされてしまった可能性があります!!

スマホのアプリインストール履歴を調べて不正なアプリを削除しましょう。

またAndroidの場合は、不正なアプリが不明な場合や、削除しても何らかの悪影響が残る場合もありますので、至急以下のような無料で使える大手のセキュリティ対策ソフトを入れて対応しましょう。

どの製品も30日程度の無料試用又は格安で試用できますので、試用版を入れて不正なアプリやマルウェアがインストールされていないかスキャンして調査・駆除してください。

※セキュリティアプリはiPhoneには存在しません。
※セキュリティ対策ソフトはあなたを守ります。無料試用後も引き続きお使いになるよう強くお薦めします

また同時にスマホのキャリア決済やクレジットカードの利用履歴などを不正利用されていないかも調べてください。不審な場合はすぐに発行元に届け出て取引を停止してもらいましょう

 

 

SNS上の詐欺メッセージ

年末年始は特にSNSをたくさん使いそうですが、SNSではアカウントの乗っ取りを狙う不正なメッセージが多発しています。

2020年一時爆発的に増大した「ここであなたを見ました」「このビデオいつでしたか」に引き続き、欧米で流行している「プロフィール訪問履歴確認詐欺」が日本でも広まる予兆があります。

  • 親しい友人からのメッセージでも、IDやパスワードの入力は絶対に止める
  • 不審なメッセージは検索して真偽を確かめる

をぜひお守りください。

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まとめ:
家族全員に「セキュリティに注意する意識」の大切さを共有しましょう!

上に上げた事例は、日常より発生している犯罪ですが、正しい知識と対処方法を知っていれば、恐れることはありません。

コロナ禍でデジタル化が急速に進む現在、ぜひご家族で共有して、楽しい生活をお過ごしください。

併せてご覧ください!

■IPA(情報処理推進機構) 年末年始における情報セキュリティに関する注意喚起

 

「私のスマホやパソコンがハッキング、感染しているかも、、」本当にハッキングされているか確実に調べる方法は?

ネット上のデマや悪質業者の広告を信じてはいけない!

当ブログでご説明しているとおり、スマホやパソコンに突然現れる「ハッキングやウイルスの警告」は広告目的の詐欺警告がほとんどです。

しかし、まれとは言え、時には「不正なアプリをインストールされた」「アカウントを乗っ取られた」などが原因で本当にハッキングされることもあります。

本当にハッキングされているかも、、」とどうしても心配なときは、ハッキングやウイルス感染などの調査を行っている専門会社に調査を依頼しましょう。

しかし、ネットで調べると、ハッキング調査を探偵や興信所が行っているところが見つかりますが、パソコンやスマホのセキュリティが強化されている現在、ログ解析などのハッキング調査は高度な技術と実績を持つ専門家しかできません。

より正確な情報を安全に調べるには、ハッキング調査の専門業者に相談しましょう。

おすすめのハッキング調査会社:デジタルデータフォレンジック

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