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デジタル資産は「デジタル遺産」と「デジタル遺品」に分類すると整理が簡単です

デジタル資産は各種アカウントから機材まで実に多種多様です。相続や整理の際は、見落としを避けるために、いきなり手を付けずに、「デジタル遺産」と「デジタル遺品」に分けて、重要度や目的を考えることからはじめましょう。デジタル終活の準備の時も同様です。

デジタル資産をデジタル遺産とデジタル遺品に分けて整理しましょう

デジタル終活の対象となるデジタル資産には実にいろいろなものがあります。場当たり的に整理を始めても混乱したり、見落としたりしがちです。

漏れなく整理するためには、デジタル資産を「重要度」や「誰に何のために継承するか」などの基準に応じて分類することがデジタル終活の第一歩です。

そのためにまず自分がいなくなった後を想定して、デジタル資産を「デジタル遺産」「デジタル遺品」に分けて、それぞれ分類整理してみることが近道です。

そうすることで、整理や継承の方向性が次第に見えてきますよ。

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当サイトは「デジタル終活」とはお年寄りの終活とは異なり、「日頃からIDやパスワードなどデジタル資産を管理し、不要な物は断捨離し、デジタルを安全に使いながら継承も準備しておく」といった一連の作業と考えています。これが完成すれば、自身も安心[…]

デジタル終活を終えて幸せそうなシニアカップル

「デジタル遺産」とはお金にかかわるデジタル資産のこと。

デジタル遺産は、一言で言うとお金にかかわるデジタル資産です。
お金に関わるといっても、形がないため、IDとパスワードなど「本人認証」で守られてシステム上に保管されていることが一般的です。

「デジタル遺産」にはどんなものがあるか

オンラインバンクやオンライン証券、ねんきんネットのアカウントから、月々クレジットカードで引き落とされる、携帯電話会社のアカウント、各種オンラインサービスの会員アカウントなどが含まれます。

また航空会社のマイレージ会員のアカウントも、電子通貨に準ずる価値を持つマイレージを管理するアカウントですから、デジタル遺産としてデジタル終活の重要な対象となります。

アカウントの種別代表的なアカウントの一例課金の有無備考
金融・証券・年金・仮想通貨,FX取引日本ネットバンク,三井住友銀行,楽天証券,ねんきんネット、e-Tax(電子納税)など無料キャッシュカードのパスワードも含む
通信事業者NTT,DOCOMO,AU,Softbank, Skypeなど有料スマホのログインパスワードやネットワーク暗証番号も含む
通信プロバイダーNIFTY,So-netなど有料
総合オンラインサービスGoogle,Yahoo!,無料だが課金サービスあり
ITサービスMicrosoft,Adobe有料
ソーシャルメディアFacebook,LINE,Twitter無料
ショッピング楽天,Amazon,メルカリ,ZOZOTown無料
ゲームMIXI,バズどら,ポケモンGO無料だが課金サービスありゲームの経験値も価値が高い
各種ポイント、マイレージサービスヨドバシカメラ、BIC CAMERA,JALマイレージバンクなど無料だがポイント、マイレージは換金性がある
オンラインストレージEvernote,Dropbox、One Drive,Google Drive,BOX無料だが課金サービスあり
各種会員制オンラインサービス価格.com,クックパッド、食べログ、Radiko,AmebaTV,マンガBANG!無料だが課金サービスあり
各種IT機器PC,スマホ,デジタルレコーダーなどの利用パスワード有料、入手できなくなる場合もある機器の寿命、互換性も考慮必要
デジタル知的財産「創作物」「論文など重要な資料」「機密資料」「商標」「所有しているドメイン名」など個人の所有物だが、「ドメイン名」のように権利維持の経費が必要な物もある。有識者でないと価値の判断が難しい。事前に価値について継承が必須。

お金になるものだけがデジタル遺産ではない~「負のデジタル遺産」にも注意!

「遺産」というと「お金になる」と思いがちですが、支払うべき経費がかかるアカウントも負のデジタル遺産としてきちんとあげておかなければなりません。

お金が残っている金融機関や資産管理のアカウントはすぐに思いつきますが、注意しなければいけないのは、「支払い義務」があるサービス

例えばYahoo!のプレミアム会員は退会を申し出ない限り月額462円(税抜)が自動的に引き落とされ続け、「負の遺産」として残ってしまいます。
同等のサービスはアマゾンのプレミアム会員など多数いろいろあります。後の迷惑にならないよう、デジタル終活の対象としてデジタル遺産整理を忘れてはいけません。

スマホなどデジタル遺産を管理するデジタル機器のパスワードもお忘れなく

個人のPCには多くのデジタル資産やデジタル遺品が収納されています。PCのログインパスワードがなければアクセスできません。

また特にスマホはコミュニケーションツールとして以上に、「電子通貨の決済手段」や「個人を認証するデジタルの鍵」としても使われています。
スマホを「プライバシーを守りつつ、いかに継承するか」は、デジタル終活の大切なポイントです。どうぞお忘れなく。

デジタル遺産のアカウント情報は特に大切なデジタル資産

デジタル遺産に分類されるサービスのアカウントは、他人に不正使用されないよう、本人認証が大切であり、各サービスともセキュリティにはかなり力を入れています。

利用するには、IDとパスワードほかのアカウント認証情報が必須であり、それ以外にも二段階認証など厳重な不正使用対策が講じられているサービスが多く、きちんと整理しておかなければ、非常に困ることになります。
後で本人以外の人がサービス提供者に問い合わせても、アカウントは本人のもの(=一身専属)の規程により、決して教えてはもらえません。

なおアカウント情報は日頃から整理しておかないと、自分でも分からなくなってしまいますし、まして家族や他人には存在すら分かりません。
アカウントの整理と断捨離は、デジタル終活の観点からは非常に大切となります。以下の記事もご参考になさってください。

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デジタル遺品とは家族や後世に伝えたい思い出につながるデジタルコンテンツのこと

お金に関わるデジタル遺産と違い、直接お金には換算できなくとも、個人にとって価値あるデジタルが「デジタル遺品」となります。デジタル終活の時に後回しになりがちですが、家族にとってはお金より大切とも言えます。

アカウントとさえあれば所有できるデジタル遺産に比べて、デジタル遺品は「容量があるデータのかたまり」として存在しています。
デジタル遺産と違ってデジタル遺品を保管する際は「容量とスペース」に注意しなければなりません。

デジタル遺品にはどんなものがあるか

主に思い出の写真や趣味で集めた音楽、映像その他のデータ類です。
これらは直接お金にはなりませんが、個人にとっては欠かすことのできない、デジタル終活の重要な対象です。

コンテンツ種別データの保管場所データの内容
電子メールデータ自分のPCやスマホに保管NIFTYなどプロバイダーのメール。スマホのメール
クラウドのメールサービス上のメールデータGmailメール,Yahoo! メールなどのWEBメール
ソーシャルアカウントのデータデジタル機器の内部バックアップやダウンロードしない限り機器内にデータは存在しない
クラウド上の各サービス内Facebook,LINE,Twitter, Instagram,など
自分で作ったか入手したデジタルデータデジタル機器(PC、スマホ、デジカメ等)デジカメの写真、ワープロ文章、音楽データ他、自分が作ったデータ
クラウドの各サービス内に保管ブログ、ミニブログ、個人ホームページ
デジタル知的財産アカウント情報、デジタル機器の内部、クラウド上「創作物」「論文など重要な資料」「機密資料」「商標」「所有しているドメイン名」など

デジタル遺品に関わるデジタル機器のパスワードもお忘れなく

デジタル遺品はPCやスマホに保管されているものが多いです。またパスワード付の外付けハードディスクや、動画をみるレコーダーのパスワードもデジタル終活にはお忘れなく。

アカウントについては別途ご説明します。

デジタル遺品の保管場所に注意してデジタル終活しよう。

IDとパスワードで厳重に守られているデジタル遺産と異なり、デジタル遺品はPCやスマホの中、ネット上のサービスなどに分散されて保管されています。

気軽にデジタルコンテンツが作られるようになった現在、デジタルコンテンツはあちこちに分散されて、「何がどこに保管されているのか」は本人でもわからなくなっていることも多いです。

また有料サービスに保管している場合は、使用しているスペースに応じた使用料を支払い、コンテンツを保全することも忘れてはいけません。これを怠るとサービスが停止され、コンテンツは永久に失われてしまいます

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「デジタル資産の保管」のイメージ写真

デジタル遺品には大きな価値が眠っているかもしれない。

お金に直結するデジタル遺産に比べて、デジタル遺品は価値が少ないと思っていませんか?しかし無形であるデジタルコンテンツには実は大きな価値があるものが眠っています
「デジタル原稿」「稀覯本をスキャンしたPDFデータ」「一回限りの名演奏をたまたま録音した音源」、、、
など後世に伝えることができれば、実は新たな価値をもたらすものがあるかもしれません。
デジタル終活の際は、所在やアカウントだけでなく、価値もきちんと継承することが大切です。

本やCDは古書店やネットオークションなどへ売却することにより、新たな持ち主が継承し、有効な知的財産として次世代が活用することができます

しかしデジタルコンテンツはなにもしなければクラウドに死蔵されて忘れ去られたままて、いつの日にかはクラウドのサービスの課金切れやサービス打ち切りによって「永遠に消滅」してしまうリスクが極めて高いのです。

お金に変えられない価値のあるデジタル遺品も、デジタル終活を行って、ぜひとも後世に伝えたいものです。

 

デジタル終活にはコンテンツの著作権ほか、法律やサービスの規約についても考慮が必要。

デジタル遺品を後世に伝えるためには、「所有権」「著作権」「使用権」という厄介な問題があります。

残念ながら、我が国の法的な整備は全く遅れていますし、各サービスごとに考え方もまちまちで規約も整備されていません。

この問題は「デジタル終活の大きな課題」であり、今後オンラインサービスの規約改定や法整備も必要です。

別項で改めて考えてみたいと思います。

まとめ:
デジタル資産は多種多様。デジタル遺産とデジタル遺品にわけて、価値と継承を考えましょう

デジタル資産にはいろいろな物があることに驚かれたと思います。中にはアカウントのように全く実体のない物から、デジタルを再生する機器のような現物までが含まれます。
しかし多くのデジタル資産の存在や価値は、あなたご自身しか分かりません。今うちからデジタル資産の中身を棚おろしして、デジタル終活を進めましょう。

 

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