インスタグラム乗っ取りにあった時の対処方法、削除された写真の復活方法は?
これまでのパスワードでログインできるとき→大至急インスタグラムのパスワードを変更する。
まだ犯人にパスワードを変更されておらず、ログインできるときは、大至急パスワードを新しいものに変更しましょう!
これでアカウントを取り戻すことができます。
- 画面最下部の「アカウント」より「設定」-「セキュリティ」-「パスワード」で新しいパスワードに変更する。
※「設定」の開き方は上の「ログインアクティビティ」の確認方法を参照してください
パスワードの変更後は、2度と乗っ取られないために、二段階認証(後でご説明します)をお忘れなく!
ログインできないとき→Instagramのアカウント復旧ツール「サポートをリクエスト」にアクセスする
2022年12月15日にInstagramが新しく「Instagramのアカウント復旧ツール「サポートをリクエスト」を発表しました。
今までヘルプなどに点在していた復旧方法をまとめてあって役に立ちそうです。
Instagramは、アカウントをハッキングされてログインできなくなったユーザーのための復旧ツールを公開した。ツールのペ…
アカウント復旧ツールの使い方
- Instagramのサポートをリクエスト(https://www.instagram.com/hacked/)にアクセスする
- 「アカウントに不正アクセスされた」など該当する項目を選択
- 指示にしたがってユーザーネームや電話番号など本人を確認する情報を提供する。
もしも写真を削除されたときは「Recently Deleted」機能で復活できる
インスタグラム乗っ取りでは犯人に投稿した写真などのコンテンツを削除されることがしばしば起きます。
勝手に削除された被害が多発しているため、2021年2月よりインスタグラムに「Recently Deleted」機能が追加されました。
削除されたコンテンツは必ず「Recently Deleted」のフォルダーに保管され、「ムービー、リール、IGTVビデオ、ストーリーズ30日以内」、「ストーリーズは24時間以内」だと復元することができます。
「Recently Deleted」機能は「設定」メニューの「最近削除済み」で利用できます。
アカウントを取り返したら、この機能で投稿を元に戻してください。
どうしたらInstagramアカウントの乗っ取りを防止できるか?
対策1.「推測されやすいパスワード使用」をやめる
Instagramのアカウントに推測されるような簡単なパスワード使用は止めましょう。
「誕生日」「ニックネーム」「電話番号」「好きなアーティストの名前」など他人に推測されやすい単語をパスワードに使うことは論外です!
パスワードは複雑でなくても構いませんが、「最低14文字」以上の長いフレーズにしましょう。
なお「今でも定期的なパスワード変更をすすめる」記事がありますが、それは古い間違った考え方です。
強いパスワードを設定すれば、定期的にパスワードを変更する必要はありません。
実は長いパスワードはコツをつかめば作り方は簡単です。
以下の当ブログの記事を参考に、簡単で安全なパスワードの作り方をマスターしてください。
コンピューターの進歩によってパスワードの作り方の基準は変わっています。今では「8文字(8桁)のパスワードは弱くて危険」で「強いパスワードは定期的な変更は不要」が正しい考え方です。どうして8文字では危険なのか?最新の研究を元に、最強のパス[…]
うっかり「簡単なパスワード」「使い回したパスワード」を使うことが、いかに危険なことなのか!そのリスクはデジタル終活どころではありません。大切なデジタル遺品やデジタル遺産もいつ盗まれてしまうか分かりません。2019年最新版の「最悪なパスワ[…]
対策2.とにかく「パスワードの使い回し」をやめる
「アカウント乗っ取り」や「不正ログイン」のもっとも大きな原因は「パスワードの使い回し」です。
パスワードは事故や犯罪によって「漏れるもの」と思っていた方が正解です。
不正に入手されたユーザーの氏名、住所、生年月日、口座、暗証番号、パスワードなどをセットにしてリスト化した情報は「Fullz」(フルズ)と呼ばれて、ブラックマーケットで盛んに流通しています。
こうして配布されるリストがさまざまなサイバー犯罪に使われるのです。
「パスワードの使い回し」は「自宅の合鍵をそこらにばらまいている」事と同じで、常に大きな危険にさらされてしまいます。
インスタグラムに限らず「パスワード使い回し」は今すぐに止めましょう。
「とても覚えられない!」と誰もがやってしまう「同じパスワードの使い回し」。「パスワードの使い回し」は、事件事故と被害に直結する最悪の行為ですが最新の調査では「パスワードを使い回している人の割合は8割」という衝撃的な結果も出ました。ど[…]
毎日のようなセキュリティ犯罪が発生しています。コジマ、イオンカード、三越伊勢丹、ヤマト運輸など大手のサイトがパスワードリスト攻撃により不正アクセスされ大きな被害を出してしまいました。ユーザーは防ぎようもないパスワードリスト攻撃(ブル[…]
対策3.パスワードの管理を厳重にする
詐欺メールや詐欺サイトにだまされて、自らInstagramのパスワードを提供してはどうにもなりません。
メールやSMS、画面メッセージで「Instagramのパスワードを入力しろ」と要求された場合は、「すべて詐欺では」と疑って、冷静に真偽を確かめましょう。
対策4.漏えいにつながるインスタグラム関連サービスは使わない
インスタグラムには様々な関連サービスや関連したアプリがあります。
関連サービスを使うために、インスタグラムのログイン情報の提供が必要なものもありますが、関連サービスの中には組織の規模や資金が十分でなく、セキュティ対策が甘いところもあります。
事実、過去には「インスタフォロー数を増やすサービス」から、ずさんに管理されていた大量のパスワードが流出した事件がありました。
本当に必要なもの以外は、アカウント情報は提供しないようにしましょう。
対策5.スマホにもセキュリティアプリを入れましょう
セキュリティアプリは、ウイルスやマルウェアを防いでくれる以上に、ユーザーの「うっかり」や「間違った操作」によるサイバー犯罪の被害を未然に防いでくれる効果があります。
Androidをお使いの方はぜひ導入をご検討下さい。
詳しくは以下の当社ブログをどうぞ
「今ではスマホもパソコンもセキュリティが強化されているのでセキュリティアプリやウイルス対策アプリは不要」との意見があります。スマホの安全性は高まっていますが、犯罪の手口も変化し高度化しており、被害をあわないためには「セキュリティアプリは必要[…]
最強の乗っ取り対策「インスタグラムアカウントに二段階認証を設定する方法」
たとえ「安易なパスワード」や「使い回し」をしてもインスタグラムの不正ログインを防ぐ二段階認証
二段階認証とは、
- 第1段階:正しい「IDとパスワード」が使用されているか?
- 第2段階:いつも使っているスマホやパソコンなど本人の持っている機器からログインされているか?
という2つの段階を確認して初めて「本人確認ができたこととしてログインを許す」方式です。
たとえIDとパスワードが正しくても、いつもと違うスマホやパソコンでログインしようとすると、本人だけが持っているスマホにSMSなどで「ログインして良いですか?」と確認や、確認コードが送られます。
ここで拒否すれば完全に不正ログインを防ぐことができます。
今や多くの主要サービスは二段階認証が使えます。
二段階認証は、たとえ犯人があなたの正しいIDとパスワードを持っていても、あなたの承認がなければログインできないという、不正ログインを確実に防ぐことができる究極の対処方法です。
すでにInstagramはもちろん有名サービスのほとんどが二段階認証を用意しています。
後はあなたが設定さえしてしまえば、「アカウントの乗っ取り/なりすまし」「不正ログイン」は防げるのです。
アカウントに二段階認証(二要素認証)をしておけば、万一パスワードが他人に使われても不正ログインされる心配ありません。「アカウントの乗っ取り」も起きませんし「セブンペイ事件」も「ドコモdアカウントの不正ログイン」も二段階認証があれば防げました[…]
インスタグラムの二段階認証の設定方法
二段階認証はInstagramの「設定」から簡単にセットできますので、ぜひ設定して「乗っ取られない安心」を手に入れてください。
[以下はAndroid版のInstagramの画面です]
※「設定」の開き方は上の「ログインアクティビティ」の確認方法を参照してください
1.Instagramの設定画面から「二段階認証」を選択する。
2.二段階認証を設定する
- 「スタート」を選択して設定開始
- 二段階認証をする方法は「認証アプリ」を使う方法と「SMSで受け取る」2種類がありますが、より簡単な「SMS」を選択します。
- SMSに届いた6桁の数字を入力すると設定は完了です。
- 今後、いつもと異なる場所や端末でログインされたときは、SMSで6桁のコードが送られてきます。身に覚えの無いログインの時は「誰かが不正にログインを試みているんだ」とわかります。
念のため、リカバリーコードを保管しておこう
リカバリーコードを保管しておくと、インスタグラムのパスワードが分からなくなったときや、スマホを紛失したときに、パスワードの代わりに、このコードを使って安全にインスタグラムにログインすることができます。
インスタグラムでは、その他の危険に注意
インスタグラムには多くの危険性が潜んでいる
写真の公開がメインで気楽に参加できるインスタグラムには「アカウント乗っ取り」以外にもたくさんの危険性が潜んでいます。
またインスタは2010年に創立され、2012年にFacebookに買収されてFacebook傘下に入りましたが、他のSNSに比べてセキュリティや監視が甘く、特に多くの危険やトラブルが発生しています。
主なトラブルは以下のようなものですが、特にお子様には注意してください。
写真の著作権の侵害や過度なインスタ映え狙いの弊害
写真や映像は厳しい著作権で守られていますが、気楽に撮影して投稿できるインスタは、第三者の肖像権の侵害など、訴えられると大きなトラブルに発展するリスクが多数潜んでいます。
またインスタ映えを狙うあまり、違法な立ち入りや、いわゆる「バイトテロ」、危険を冒す例までが報道されることが多く、社会の目は厳しくなっています。
何気ないインスタ投稿が、大きな賠償請求に繋がるケースもあり、実は慎重に考えてから投稿すべきです。
なお、お子様の写真を投稿する際も、成長後の将来に与える影響も考えてから投稿しましょう。
FacebookやインスタグラムなどSNSやブログなどネット上で赤ちゃんや子どものほほえましい写真を目にします。しかしネット投稿されアップした写真は、ネットストーカーや炎上、無断使用など、将来お子様の思わぬ被害や権利を侵害につながる危険[…]
インスタ上での詐欺被害
インスタ上に表示される写真のリンク先や広告には、「格安販売」「怪しい投資」「出会い系」「自己啓発」「在宅ワーク」など数多くの詐欺的なものが含まれて、多くの被害が発生しています。
メールや検索結果の文字情報には慎重な人も、なぜかインスタ上の詐欺に引っかかってしまうところが、インスタグラムの怖いところです。
インスターの写真から個人情報を盗取されるストーカー被害
文字投稿に比べて、写真上の情報をチェックすることはかなり難しいです。
さりげない背景や写り込み画像から、場所や個人を特定されたケースはあまりに多く、インスタ投稿がストーカー被害の原因になっている例は多数あります。
一枚の写真投稿の際も、十分にチェックして投稿する習慣をつけましょう。
ネットストーカーの被害が増えていますが、背後にはネット上の情報を集めてパズルのように組み合わせるモザイクアプローチによって個人情報を割り出す「SNS特定屋(特定班/特定厨)」の存在があります。SNSに一枚の写真を投稿するだけでどれだけの[…]
まとめ:
二段階認証は、インスタ乗っ取りからあなたを守る最強の対策です
ここでひとつ告白ですが、筆者自身、2年前にうっかりとドコモのdアカウントに使い回しのパスワードを使っていて、不正ログインされた苦い経験があります。
幸いその直前にドコモのすすめにしたがって二段階認証を設定していましたので、不正ログインは成功しませんでした。
しかしひっきりなしに飛んでくる確認SMSから、犯人が執拗にログインを試みている様子を体験し本当に恐ろしく、二段階認証の必要性を再認識しました。
まだ未設定の方は、ぜひ今すぐインスタグラムに設定をお済ませください。それだけで今から「インスタのアカウント乗っ取り」の危険から開放されますよ。
「私のスマホやパソコンがハッキング、感染しているかも、、」本当にハッキングされているか確実に調べる方法は?
ネット上のデマや悪質業者の広告を信じてはいけない!
当ブログでご説明しているとおり、スマホやパソコンに突然現れる「ハッキングやウイルスの警告」は広告目的の詐欺警告がほとんどです。
しかし、まれとは言え、時には「不正なアプリをインストールされた」「アカウントを乗っ取られた」などが原因で本当にハッキングされることもあります。
「本当にハッキングされているかも、、」とどうしても心配なときは、ハッキングやウイルス感染などの調査を行っている専門会社に調査を依頼しましょう。
しかし、ネットで調べると、ハッキング調査を探偵や興信所が行っているところが見つかりますが、パソコンやスマホのセキュリティが強化されている現在、ログ解析などのハッキング調査は高度な技術と実績を持つ専門家しかできません。
より正確な情報を安全に調べるには、ハッキング調査の専門業者に相談しましょう。
おすすめのハッキング調査会社:デジタルデータフォレンジック
デジタルキーパーも貴重な情報を提供いただいている「デジタルデータソリューション株式会社 の《デジタルデータフォレンジック》」は、官公庁、警察・捜査機関からの信頼も厚い、国内随一の高い技術と実績を持つサービスです。
累計の相談件数は1万4,000件以上。国内売上11年連続No.1のデータ復旧技術を利用して、デジタル遺品の調査・データ抽出を受け付けています。
相談~調査の見積もりまでは無料で対応してくれるので、まずは一度相談してみるとよいのではないでしょうか。
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身に覚えがない「dアカウントでログインした方に送信しています」とか「dアカウントのセキュリティコード確認」などの通知メッセージを受け取った方はいませんか?2018年の秋。dアカウントのパスワードを使い回していた私は、不正アクセスされて不[…]
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