デジタル終活の必要性を知る~すぐに参考となる11の記事

デジタル終活やデジタル遺品のイメージ写真
ネット上にはデジタル終活についての取り上げられた記事は多数ありますが、その中で特に具体的で役に立つ、選りすぐりの記事をまとめてみました。
デジタル遺品やデジタル遺産の管理についても貴重な情報を教えてくれる良記事ばかりです。

デジタル終活は決してお年寄りの終活準備ではありません

当サイトはデジタル終活はご年配の方向けの終活活動ではなく、「身の回りのデジタル資産~デジタル遺品やデジタル遺産~を整理し、安全にデジタルが使えるよう整備する。さらに万一の際に大切な人に確実に継承できるよう準備すること」と定義しています。

本来はデジタルに親しんでいる若い方こそ日常に心がけていただきたい活動なのですが、

「デジタル終活」で検索すると、「デジタル遺品やデジタル遺産遺品整理」や「スマホやPCのロックを解除します」といったどちらかと言えば事後の記事が多いことは残念です。

そこで当サイトが考える「デジタル終活」の考え方にふさわしい、選りすぐりのおすすめ記事を集めてみました。

ブログ内の関連記事(新しいウィンドウで開きます)

この頃の「終活ブーム」の中で既に終活をはじめている方も多いと思います。デジタル終活は年配の方が行う普通の終活と似ていますが、形のない物をデジタルを対象とするため、方法はかなり異なりますし、やっておかなければデジタル資産の消失にもつながり[…]

デジタル終活のイメージ

1. 「デシタル終活の今」がわかる記事

第3回「デジタル遺品を考えるシンポジウム」レポート

ITMedia様の今年3月2日に開催された、一般社団法人デジタル遺品研究会ルクシーと日本デジタル終活協会共催で開催された、首記セミナーについての詳細なレポートです。
私も参加しましたが、年々高まるデジタル遺品やデジタル終活への関心の高まりを受けて、大変充実した発表や意見交換が交わされました。
デジタル終活を取り巻く現状とこれからの展望を知ることができます。

日本デジタル終活協会が考える「PC・スマホを遺して死ぬリスクと対処」

価格.com様のWEBマガジンに掲載された、日本デジタル終活協会・代表理事伊勢田篤史弁護士の取材記事です。
通常の遺産相続の流れに加え、「目に見えないデジタル遺産が引き起こす恐れのある数々のトラブルの実例」。「3つのステップで進める、デジタル終活とエンディングノート作成」まで、デジタル遺品の継承からデシタル終活の全容をていねいにお話しされています

 

2. デジタル遺品整理の難しさから、デジタル終活の必要性を再認識できる記事

亡き夫のスマホからとんでもない事実が!?「スマホ時限爆弾」の恐怖

デジタル終活は継承だけがテーマではありません。
負のデジタル遺品やデジタル遺産遺産や秘密にしたいデータの断捨離も重要なテーマです。

亡きご主人の思い出のブログを管理を怠ったばっかりに、、、

「終活カウンセラーがプロデュースしたエンディングドレス(白装束)」ビジネスをなさっている福岡のプリューミーガウン様のブログ記事です。

仲の良いご夫婦、定年後ご主人が運営されていた人気ブログ。ご主人の死後も大切に継続していましたが、悪徳業者に広告の一部を乗っ取られて、ブログの愛読者に大きな迷惑をかけてしまった顛末が記載されています。
ブログも管理用アカウントが不明な場合、簡単に閉鎖もできません。さらに広告収入目的でアフィリエイトをやっていた場合は、契約解除などの手続も必要となります。
ブログや個人サイトも、デジタル遺品としてしっかりとデジタル終活の対象にしておかなければ家族が大変困ってしまう実例です。

死後のSNSアカウントはどうなるのか?30社もの運営各社にヒアリングした労作

インターネット広告会社株式会社オプト様のソーシャルメディア事業部が運営されている「kakeru」の記事です。
30社ものSNS運営会社に

・アカウントの所有者が死亡した場合、アカウント削除や凍結のような対処ができるか?
・できる場合、死亡確認はどのように行われるのか?
・友人や近親者に管理権を移すことはできるのか?
・死後の「のっとり」に対してはどのような対応がとられるのか?
・Facebookの「追悼アカウント」のような機能はあるのか?
・前述した機能がない場合、今後対応はされていくのか?
・サービス自体が終了となってしまった場合、ユーザーが投稿したコンテンツ(文章、画像、動画、楽曲など)の扱いは決めているのか?

について質問をした結果をまとめて掲載されています。
「遺族からの申し出を受け付ける」と対応方法を回答した会社もありますが、全体的に対応はまちまちで、SNSを運営しながら回答を拒否する無責任な会社もあるようです
SNSにはプライバシーが詰まっていて遺族にとってはデジタル遺品そのものです。しかし実態は全く不十分で、改めて「デジタル終活の必要性」を認識できした。

お金や資産に関わる「デジタル遺産」の処理

PRESIDENT online様の、ネット銀行やネット証券といったお金や資産に関わる「デジタル遺産」に焦点を当ててデジタル終活の必要性を取材された記事です。
センセーショナルな見出しですが、決して絵空事ではなく、現実的なリスクです。次の記事と共にご覧ください。

死後も勝手に情報を発信し続けるSNSアプリの恐ろしさ

IT専門のライターとしてのご活躍だけでなく、率先してデジタル終活について普及啓蒙を進めていらっしゃる古田雄介氏の記事です。
「誰もが気楽にインストールしてしまうSNSアプリが死後も勝手に活動を続けてしまう」怖い実態を明らかにしてくださいました。
記事中の業者の無責任な対応を知るにつけ「ただより高い物は無い」の思いが強くなります。思い出につながるデジタル遺品が時として損害を与えることもある事実、十分にお気をつけください。

デジタル終活していなかったばっかりに「消えてしまった160億円」?

2018年12月カナダ最大の仮想通貨取引所のCEOが海外旅行中に急死してしまい、管理パスワードが不明になったため交換業務が滞り、破産した事件の顛末です。
数ヶ月かけて個人のノートパソコンを解析した結果、いくつかの手がかりは見つかった物の、謎は深まるばかりです。デジタル遺産は以下に巨額でもIDとパスワードがなければどうにもなりません。その恐ろしさを改めて教えてくれます。

3. デジタル終活していない故人のデジタルに触れるための苦労がわかる記事

スマホやPCからデータを取り出すことは非常に難しい

データ復旧業界の健全化を目指して活動する「一般社団法人日本データ復旧協会」様の記事です。
「デジタル遺品」「デジタル遺品管理」「デジタルデータ復旧」などで検索すると多数のサイトがヒットしますが、デジタル機器のパスワードを解析したり、データを取り出すのは、専門の技術者でも非常に難しい作業で、当然の事ながら極めて高コストです。
このような事にならないためにも「デジタル終活」が重要になります。また「簡単にできる」ような広告には十分にご注意ください。記事中には悪質業者を見分けるポイントについても説明されています。

データ復旧業者に持ち込まれた実例

Diamond Online様がデータ復旧サービスの専門会社「デジタルデータソリューション」様を取材された特集記事です。「遺産相続の争いを解決する証拠を求めて」「亡き夫の仮想通貨のアカウント探索」「パワハラで自殺した兄弟のため証拠探し」といった生々しい実例が多数報告されています

4. デジタル遺産の保管場所や保管方法について考えるヒントとなる記事

デシタル終活を考えたデータの保管、バックアップを考える

ITMediaの田中 宏昌様がPCUSERSに2019年3月11日に掲載されたすばらしい記事です。
東日本大震災のご経験と親しい友人が急死され、アカウントを家族に残しておかなかったばかりに、大切なデータや家族の写真までも失ってしまった経験を契機に、ご自身のデジタルデータの保管や継承について再構築され、現実的に整備された様子を具体的に教えてくださいました。ITがご専門ですが、大切なアカウント情報については

セキュリティとの兼ね合いは悩ましいところですが、終活を兼ねて簡易デジタルエンディングノートとして、A4用紙にPCやスマホのログインパスワード、各種クラウドサービス、NetflixやYouTube Premiumなどの有料サービス、ソーシャル関連のIDとパスワードに加え、銀行口座やネット銀行の口座をまとめて記入し、印鑑なども分かるところに置いておくことで“真のバックアップ”を完結させました。

敢えてアナログな手段でデジタル終活をなさっています。

 

 

「デジタル遺品の調査」「パスワードを解除したいとき」は必ず専門業者に相談しましょう!

パスワード解除やデジタル遺品の整理で問題が発生したときには、「二度と中身のデータにアクセスできなくなるかも…。」と不安になると思います。しかし、ネット上には不確かな情報や怪しい業者も目立つので、慎重に業者を選ぶのが大切です。セキュリティに関わる調査は絶対に信頼できるプロに任せたほうが確実です。

そこで、パスワード解除やデジタル遺品などの調査を行っている専門会社に調査を依頼するのがおすすめです。探偵や興信所が行っていることもありますが、スマホやパソコンのログなどの調査は専門分野の業者でなければ詳しく調査をすることが難しいです。

より正確な情報を安全に調べるには、パスワード解除やデジタル遺品調査の専門業者に相談しましょう。

おすすめの調査会社:デジタルデータフォレンジック

デジタルキーパーも貴重な情報を提供いただいている「デジタルデータソリューション株式会社 の《デジタルデータフォレンジック》」は、官公庁、警察・捜査機関からの信頼も厚い、国内随一の高い技術と実績を持つサービスです。

累計の相談件数は2万3703件以上で、個人・法人問わずハッキング調査の依頼を受け付けています。

相談~調査の見積もりまでは無料で対応してくれるので、まずは一度相談してみるとよいのではないでしょうか。

 

おすすめの調査会社:デジタルデータフォレンジックおすすめのパスワード解析・調査会社はこちら

 

「デジタル終活」を知るための4冊の本のおすすめ

デジタル終活の必要性や、「もしデジタル終活をしていなかった、どんな被害につながるか」「法律から見たデジタル遺品」などのテーマで詳しく解説された4冊の良書をご紹介します。

特にデジタル遺品問題に長く真剣に取り組んでこられた古田雄介氏の3冊の著作は、どなたにもご一読をお薦めいたします。

まとめ:
今すぐ「デジタル終活」をはじめましょう

デジタル終活が決してお年寄り向けの活動でないことはお分かりいただけたと思います。デジタル遺品やデジタル遺産は、むしろ若いデジタル世代の方がはるかにたくさん持っていて、ほとんどすべてがデジタルの中というような方も多いはずです。

当サイトでは管理人が実践してきたデジタル終活の方法を具体的にご説明しています。ご参考にしていただき、今日から少しずつデジタル終活をはじめて見ませんか?

日本デジタル終活協会の伊勢田弁護士の講演も参考になります。
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202011月14日日本デジタル終活協会シンポジウム1日目「伊勢田講師プロフィール」

 

オンラインデジタル終活支援サービス「Digital Keeper」のおすすめ

確実にデジタル終活を実現する最もおすすめな方法は、セキュアにデジタル終活を実現するオンラインサービスに加入されることです。
当社が展開しているDigital Keeperは2019年よりサービスしているオンラインサービスです。

あなたのお元気な活動を見守り、万一の際は、ご指定の方にあなたのメッセージと共に大切なデジタル終活情報をお届けします。

ぜひご検討下さい。

 

 


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