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普通の終活やデジタル遺品整理と「デジタル終活」のやり方はかなり異なる

この頃の「終活ブーム」の中で既に終活をはじめている方も多いと思います。
デジタル終活は年配の方が行う普通の終活と似ていますが、形のない物をデジタルを対象とするため、方法はかなり異なりますし、やっておかなければデジタル資産の消失にもつながります。
またデジタル遺品整理につきもののトラブルを回避するためには、デジタル依存の高い若い人にこそ必要な考え方です。
双方を比較して正しいデジタル終活の進め方をご説明します。

デジタル終活のイメージ

 一般的な「終活」の進め方

普通の終活の進め方

普通の「終活」は以下のような段取りで進むことが多いようです。

  1. 【身辺整理】元気なうちに資産や身の回りの物を整理して、不要なものは自ら処分して身軽になっておく。
  2. 【交友管理】万一の際に備えて、友人、知人など人間関係を再整理し、対応方法や連絡先を明らかにしておく。
  3. 【資産整理】遺産や遺品の配分を決めて、意思を遺言などの書面で残す。
  4. 【健康管理】健康を害した際の介護や治療方針、延命治療について自らの意思を明確にしておく。必要な場合は意思を書面にして残したり施設の予約も行う。
  5. 【葬祭準備】葬儀やお墓についての意思を明確にし、必要な場合は場所や費用も用意しておく。
  6. 【記録作成】上記の内容をエンディングノートや遺言書として書面で残す。

遺言は残すべきだが、遺品整理は後からでも何とかなる。リアルな資産を失うリスクはほとんどない。

一般的な終活では最も大切なのは、後から遺産相続などのトラブルを防止するため「3.資産整理」でしょう。遺言もこれに含まれます
しかしそれ以外の項目は「直面したその場で対応」したり「家族や相続人が代わって作業」したり「遺品整理業者に依頼する」などして、別途対応できます。一般的には「後から整理する」ケースがほとんどでしょう。
銀行口座などにしても、手間はかかりますが、時間をかけて調査し、書類を揃えて申し立てれば最終的には何とかなり、資産を失うリスクは少ないです。

「デジタル資産(デジタル遺品やデジタル遺産)」は終活なしではリスクが高い

「形がないデジタル」が対象のデジタル終活は一般的な終活と全く異なる

「デジタル終活も一般的な「終活」と同様のステップを踏んで準備すれば良い」と思いがちですが、実際にやってみるとかなり異なります。それは

  • 対象のデジタル資産(デジタル遺産/デジタル遺品)は形がない
  • 対象のデジタル資産(デジタル遺産/デジタル遺品)のほとんどは、IDとパスワードといったアカウントで保護されている
  • 対象のデジタル資産(デジタル遺産/デジタル遺品)は、オンラインサービスやクラウド上など、分散して存在している

からです。

形のある遺産や遺品ならば、身辺整理は後日他人でもなんとか整理できます。遺品整理業者に依頼することもできます。
しかしデジタルの世界では「所有者だけが知っているデジタルがどこにどのような形で存在しているか」が明らかになっていないと、最悪の場合永久に忘れ去られてしまいます
つまり事前に「デジタルの身辺整理をやっておく」ことが絶対に必要なのです。

逆に形のないデジタルでは、家財のように場所も取らず、不要品を捨てるような手間もあまりかからず、物理的な苦労はありません。またいったん整理ができれば、記録にまとめることも簡単ですし、継承も確実にできます

後から故人の「デジタル遺品整理」をすることは現実的には難しい

故人のデジタル資産の整理を請け負う「デジタル遺品整理」という言葉もよく聴きます。ネット上には宣伝もあふれています。
しかし数年前までならいざ知らず、現在では「後からのデジタル遺品整理」というのは現実的ではありません。ほとんど不可能です。

セキュリティーが年々高くなっているスマホやパソコンは、ログイン情報なしでは、プロの業者と言えども、後から情報を読み出すことはできません。一部はできる可能性はありますが、極めて高いコストがかかります。
むしろそんなことが市中の業者に簡単にできては、世の中は事故ばかりになってしまうでしょう。

また重要なデジタル資産や個人情報を預かっているオンラインサービスのセキュリティーは極めて高くなっており、正確なアカウント情報がなければ入ることはできません。また多くのサービスでは規約上「アカウントは一身専属」つまり契約者個人だけのものと見なされており、相続人と言えどもそう簡単に引き継ぐことはできません。
そもそも知らせなければ存在すら分からず、消滅してしまうケースが多いでしょう。

今生きているデジタル世代の方は「デジタル遺品整理は難しい」という前提で、デジタル終活をすることは必須になるはずです

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形がないデジタル終活では、事前のデジタルの身辺整理が大切だが、現実は?

 

デジタル終活では「いかに所有者が事前にきちんと整理して、わかりやすい形にまとめて伝え方を準備しておくか」が、きわめて重要な作業となります。

ところが現実にはほとんどの方の日常のデジタル使いでは

・各種アカウントがいくつあって、IDパスワードが何か?
・どこに何のデジタル資産を保管しているか
・パスワードの使い回しなどリスクはないか?

といった基本的な整理すらできておらず「トラブルにあってはじめてあわてる」「いつ事故にあうか分からない」というような状況の方がほとんどだと思います。

デジタル終活のためと言うより、今の自分のためにデジタルの身辺整理をしよう!

つまり「デジタル終活をしよう」と決心してデジタルの身辺整理をはじめることは、年取ってからの終活や後の人のためではなく、「自分自身の日常のデジタルの活用にとっても大切な事」だということがお分かりになるでしょう。

これが年配の方よりデジタルに親しんでいるデジタル世代や若い方の方がデジタル終活待ったなしの理由です。

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デジタルを守るイメージ

デジタル終活の作業は次のように進めましょう。

改めて当社が提唱する「デジタル終活の定義」を以下のようにご説明します。

「身の回りのデジタル資産を整理し、安全にデジタルが使えるよう整備する。さらに万一の際に大切な人に確実に継承できるよう準備すること」

これを実現するためには、以下のように作業を進めていきましょう。

  1. 【身辺整理】デジタル資産の断捨離と整理・・これが最も大切
    デジタル資産を価値や用途別に分類して残すものと捨てるものに分けましょう。お金に繋がるデジタル遺産はすぐに気がつきますが、思い出に繋がるデジタル遺品はうっかり忘れがちです。デジタル遺産とデジタル遺品に分けて作業するともれなく作業できます。
    負のデジタル資産もお忘れなく。
    残すものは重要度と秘密度に応じて保管方法を決めましょう。ダブったものや不要なものはきっぱりと整理・処分しましょう。重要なものは価値に応じたセキュリティーが確保されているか確認しましょう。
  2. 【資産整理】デジタル資産の保管場所、保管方法の見直し
    PCやスマホ、クラウドなど適当に保管していたアカウント情報やパスワードなどデジタル資産の保管場所を見直し、自分なりのルールの元に、安全でわかりやすい保管方法と場所に再整理しましょう。無形のデジタル資産は整理しておかなければ、どこに手を付けてよいかもわかりません
  1. 【記録作成】デジタル用のエンディングノートの作成
    デジタル資産の場所や保管方法を安全な方法で記録に残し、万一の際のデジタル資産の継承、処分方法を検討し、デジタル資産をどうしてほしいかも記録して保管しましょう。
    特に「スマホのデジタル終活」はお忘れなく!

 

まとめ:
形のないデジタル終活は、物の終活より一段と大変。でもご自身が今しかできません。

デシタルは無形ですので、存在を知っている人にしかわかりません。自分のデジタル遺品やデジタル遺産の全容がわかるのはあなたしかいないのです。

ぜひ早めにデジタル終活をはじめて、まずはご自身のデジタル生活を安全に使えるよう整備して、さらに大切な方に
「デジタル資産を知らずに損をさせてしまう」
「デジタル遺品整理で苦労をかける」
ようなことのないように準備しましょう。

 

詳しい方法は、第3章「実践デジタル終活」以降のカテゴリーで具体的に詳しくご説明します。

 

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