偽警告自体はウイルスではなく危険はありませんが、詐欺サイトやマルウェアに誘導される危険があり放置してはいけません。
Chrome、Edgeのブラウザー別に不要なWEBプッシュ通知/マカフィー偽物警告の見分け方、止める方法をご説明します。ブラウザーの設定変更で簡単に消すことができますので、すぐにご対応ください。
どうしてしつこいWEBプッシュ通知が来るようになったのか?
不正広告のブラウザーハイジャッカーにブラウザー設定を変更されたから
WEBプッシュ通知は、ウイルスやマルウェアではありません。
「GoogleChrome、マイクロソフトEdge、アップルSafari」など、有名プラウザーに必ず搭載されている「WEBプッシュ(PUSH)通知」機能を、不正な広告に使われるように設定する「ブラウザ・ハイジャッカー」の被害にあったからです。
「ブラウザーのブッシュ(PUSH)通知機能」は、一般的なもので、ニュースサイトから個人ブログまで、同意があった読者に,記事の新着情報などを伝えるために、広く使われています。
「通知しても良いですか?の問い」に「許可」をクリックすると、それ以降、ポップアップ通知で偽物の警告が勝手に送られて、McAfeeなどの広告へ誘導されるようになります。
ブラウザー・ハイジャッカーは、この「許可」をクリックさせるためだけに作られた不正な広告です。
正しい通知は「許可」して構いませんが、だまされて許可してはいけません!
だまされないためには、以下のような「許可を求めるボタン」は安易に押してはいけません!
ブラウザー・ハイジャッカーが通知をOKにさせる手口
ブラウザーハイジャッカーは下記のような画面を表示させて、ユーザーをだまして、うっかり「通知の許可」または「はい」をクリックさせようとします。
ここで犯人は、一般的に使われている「確かに人間がアクセスしていることを確認するために使われているCAPTCHA認証」に偽装して「許可」を押させようとたくらんでいるのです。
■ブラウザの通知機能から不審サイトに誘導する手口に注意 ~ 安易に通知を許可しないで! ~
ブラウザー・ハイジャッカーはどのようなサイトがあるか?
ブラウザーハイジャッカーは次々と新しいサイトが生まれています。
同じ手口で、現在盛んに不正広告を続けているサイトは以下のようなものがあります(ABC順)。
1dapp.news、Aegen-news1.club、Aguepro.club、Aporasal.net、Applydatinghere.com、Appzery.com、Azpresearch.club、Bestcaptcharesolver.com、Bestoffer21.info、Blackfr1dayz.com、Bonusclub-forme.life 、Connect.wcsoft.link、Dollarsurvey365.org、Erienceands.biz、Filemix-1.com、Finddealsdaily.com、Fkolib.com、Gladvideo.site、Goodmode.biz、Itabsolan.com、Lcutterlyba.top、Load09.biz、Load28.biz、Luckwinner.me、Luckymedia.cyou、Mo21.biz、Mo22.biz、Mo23.biz、Mypushz.com、Netflowgroup.com、Ne03.biz、News-gydor.cc、News-hot.xyz、Newsfeedzscrollz.com、Omegle.onl、Psthirteeg.work 、Ro9.biz、Settings-chrome.com、Sostubsee.com、Stop-bot.com、Thehypenewz.com、Time4news.net、Tionscalen.top、Topfreenewsfeeds.com、Vesmetheo.biz、Watch-video.net、Wcsoft.link、Woonews1.xyz、Wordbazar1.xyz、Yourwownews.com、、、、など
「通知をOK」にすると次々に不正な通知が勝手に届くようになってしまう!
いったん「通知OK」になると、Androidスマホやパソコンに、Chromeやedgeなどりブラウザーを通じて通知が送られてきます。
通知自体に害はありませんが、うっとうしいだけでなく、クリックすると偽の警告や不正な広告にな誘導されて、様々な被害に繋がる可能性があり、放置してはいけません。
Androidスマホに勝手に来る通知の被害は?
スマホの場合は「スマホ上端の通知領域(ステータスバー)」に次々と通知が表示されてしまいます。
通知の多くは、偽のセキュリティ/システム警告を出して、Playストアの「効果が不明なセキュリティ対策アプリ」や「怪しいクリーナーアプリ」に誘導しようとするものばかりです。
このような不正広告に使われるアプリは正しいものではありませんので、決してインストールしてはいけません。
削除方法や、うっかりインストールしてしまったときの対応方法は、以下の記事をご覧ください。
Androidスマホには審査をくぐり抜けて、高額な課金や個人情報を盗み取る詐欺的な不正アプリが存在しています。ブラウザーの通知を悪用した偽の警告や偽りの高評価レビュー、宣伝に惑わされて不要アプリを入れて被害にあわないために、最新情報を元[…]
パソコンに勝手に来る通知の被害は?
Windows10の場合は、画面の右下にデスクトップ通知がポップアップで通知される他、アクションセンターに通知が並んでしまいます。
うっかり通知をクリックすると、画面全体に次々と「セキュリティ警告」が表示されてしまうこともあります。
特にマカフィー(McAfee)社をよそおう警告を出し、マカフィーの正規のセキュリティソフトの販売サイトへ誘導するものが目立ちます。
しかし、マカフィーの正規サイトに見えても、不正な広告から誘導された以上、フィシングサイトの可能性もあり、決して購入することはおすすめしません!
マカフィーは信頼できるセキュリティ会社ですが、警告詐欺の広告に多く使われていることで、信頼感が低下してしまいます。
マカフィーには「不正な方法で広告を出している出稿元を閉め出す」など詐欺広告対策を強く求めたいです。
それ以外にも、出会い系やオンラインカジノなど、不健全なサイトが表示されることもありますが、その手のサイトは詐欺的な商売や、不正ソフトの温床ですので、決して訪れてはいけません。
パソコンに突然「マイクロソフトセキュリティアラーム」「トロイの木馬ウイルスに感染して攻撃されています」「不審なアクティビティが原因で windows がブロックされました」などのアラートや警告音が流れ、至急Windowsサポートサービスに電[…]
以上で原因と被害はわかりました。
次ページでは、「うっとうしい通知を消す方法」を
-機種別
-ブラウザー別
に、わかりやすく、ていねいにご説明します
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