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私のデジタル遺品デジタル遺産の保管の現状とデジタル終活の課題

デジタル資産(デジタル遺産とデジタル遺品)は実にたくさんの種類があります。うっかり見落とさないようにしっかりと整理してデジタル終活に向けて整備(=デジタルキーピング)しなければいけません。
「デジタル大好きの私がどんなデジタル資産持っているか?」。また「私が現在悩んでいるデジタル資産の課題」についても書き出してみました。

デジタル終活のイメージ写真

1  各種アカウント(ID、パスワード)

オンラインサービスのアカウント

Niftyのようなプロバイダーのアカウント、さらにネット創世記のYahoo!、楽天からスタートした各種オンラインサービスのアカウントは数百。もう数え切れません。
使わないものも多いですが、それなりの頻度で使う大切なものだけでも150近くあります。これらのサービスのアカウントはお金に関わるデジタル遺産、思い出に関わるデジタル遺品の入口ともなる、もっとも重要な物となります。

とても覚えきれず、最初期はExcelで、続いてPC用の「パスワードマネージャー」で管理していました。
しかしデスクトップ、ノート、スマホとパスワードを使う機器が増えるにつけ、それぞれの機器上だけでアカウントを管理するのでは、変更や追加を別の機器に反映することが難しく、機器間で自動的にアカウントデータの同期することが必須になってきました。

試行錯誤の末、クラウド型の「パスワードマネージャー」で一括管理しています。これを使うようになって、ようやくパスワードの使い回しをしなくて済むようになり、安心して利用できるようになりました。

アカウントがないと、家族といえどもデジタル資産にはアクセスできません。特にオンライン銀行やオンライン証券など「デジタル遺産」につながる大切なアカウントをどうやって確実に継承するかが、デジタル終活のメインの課題となります。
思い出の品となる「デジタル遺品」にもアカウント無しでは家族はアクセスすらできません。

各種ソフトやアプリのライセンス情報

PCのソフトウェアやスマホアプリの所有、サポートやアップデータを受けるため、ライセンス情報も大切なデジタル資産です。
継続して使用料を支払っている物も多いため、デジタル遺産としてしっかり引き継がないと「負の遺産」として迷惑をかけてしまうことにもなってしまいます。

シリアル番号とかライセンス番号として16桁ぐらいの英数文字であらわされることが普通です。

また多くのライセンスは各サービスの「マイページ」と連動しているため、会員ページ(マイページ)にログインするためのID、パスワードもセットで管理する必要があります。

これも次第に増えて、250件ぐらい保持しています。

ソフトウェアは著作権と使用権の問題もあり、家族に継承するには大きな課題もありますが、デジタル資産を利用するためには必須のソフトもありますので、デジタル終活のためには、きちんと方法論を整備しなければなりません。

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2 自分で作成したデジタルデータ

ワープロや表計算のデータはクラウドに保管

1986年にワープロソフト一太郎を導入し、1996年頃からWordも使い始めました。
併せてExcelの表計算データ、データベースなど代々のデータは、フロッピーディスクからハードディスク(HDD)にコピーを続けて、ずっと保管しています。

数年前から、これらのデータはすべてGoogleドライブやOffice365上のクラウドサービスに移動してしまいました。膨大なデータの数ですが、容量はさほど大きくなく、クラウドにすっきり収まっています。
出先でもスマホから昔作ったデータにいつでもアクセスできてとても便利です。

私の作ったデータはそれほど価値のあるものではありませんが、家族にとっては思い出につながる「デジタル遺品」として継承すべきでしょう。

電子メールはすべてGmail化

パソコン通信時代からの膨大なメールのデータがあります。

以前はOutlookのようなメールソフトを使用していましたが、デスクトップPCとモバイルPCなど複数のPCを使うようになると「出先で打ったメールが自宅PC見ることができない」といった「同期」の問題が起こるようになりました。

それに比べてGmailのようなWEBメールではすべてのメールデータがクラウド1個所に保管され、どこからでも同じメールを見る環境が使えるため、メールソフトのような「同期」問題は発生しません
そこで思い切ってすべてのメールをGmail上にコピーしました。Gmailを選んだのは「圧倒的に高速で使いやすい検索性能の高さ」です。20年前のメールも昨日のメールも同等に検索できて非常に便利です。

なおパソコン通信時代の一部のメールは形式が異なるためGmailに取り込めないものもありました。データと同様にクラウドに保管場所を作って保管しました。
電子メールのデータも、私の生きた証ですし、過去私が何をやってきたかを家族が知る重要な記録ですから、デジタル遺産としてしっかり継承しなければなりません。

デジタル写真はクラウドへ

カメラに加えて、スマホで気軽に撮影するようになると、写真データは大変な勢いで日に日に増えています。
またカメラ性能が上がるにつれ、写真一枚あたりのデータ量も大きくなっています。
クラウドの容量制限が厳しかった以前はPCに保管して念のためバックアップをとるようにしていました。しかし近年クラウドの価格がどんどん下がってきて、サービスによっては「写真は無料で預けられる」物も出てきました。そこで今はPCに保管すると同時にクラウドサービスに預けています。
クラウドに預けますと、地震や火災で万一自宅が被災しても安心なパックアップとなりますし、スマホやタブレットでどこでも閲覧できるため、PC保管より便利です。
アカウントさえ継承できれば家族は「大切なデジタル遺品」として私の写真にいつまでもアクセスすることができるでしょう。

私が撮影したデジタル写真、また昔の写真をデジタルした物も含めて、すべて「Googleフォト」にアップロードしています。
スマホ撮影した写真も即Googleフォトにアップロードするように設定していますので、あらゆる写真が一元管理できて、非常に便利です。
なおGoogleフォトは「写真の保管は無制限」という破格なサービスですが、アップロードする際に写真の容量を自動的に小さくする処理をしています。理屈ではサイズを小さくすると画像は落ちるはずですが、Googleフォトに上げた写真と元の写真を比較しても、ほとんど気がつかないほどの劣化しかありません

なお一眼レフのRAWデータは更に大きくて保存が難しい容量ですが、「Amazon Photos」はプライム会員特典としてRAWデータも無料で預かってくれます。RAWデータがクラウドに保管してある安心感は写真をやっている人はよくお分かりだと思います。

写真のデータは、誰にとっても最も大切なデジタル遺品です。特にしっかりと整理して、確実に継承したいものです。

デジタル動画はPC保管

もうひとつ大切なデジタル遺品になるものが動画。スマホでいつでも動画が撮影できるようになりましたが、スマホ撮影分は写真と同様すべて「Googleフォト」に自動的にアップロードしています。
昔ビデオテープで収録した動画も、見直しながら保存が必要な物はデジタル化を進めました。このような動画データは容量が巨大ですし、無理にアップロードしてもデータが圧縮されてかなり劣化するため、今のところ自宅のPC内に保管するようにしています。

いずれクラウドのコストが下がって動画もコストを気にせず、自由にクラウドに預ける事ができ、いつでもデジタル遺品に触れることができる時代はもうすぐだと思います。

デジタル音楽、動画

所有するたくさんのCDを、せっせとリッピングして作成した音データに加え、ここ数年はCDとして買うよりよりダウンロード音源をネットで購入する方が多くなってきました。

また近年はやっている高音質音源=ハイレゾ音源も増えてきました。
ハイレゾでは一曲だけで数10MBの容量になることも多いです。今のところ劣化無しで無料でアップロードできるサービスはありませんので、自宅のPCに保管しています。

ただしデジタル化された音楽は、中古品として流通させる事が出来るCDやレコードと異なり、著作権や使用権の問題が残っています。デジタル遺品としてどう継承するかは、今のところ完全な解決策がありません。大きな課題です。

8  電子書籍、自炊PDFはクラウドへ

買った本は定期的に裁断してPDF化しています。
分厚く巻数の多い全集物は大変な作業になりますので、裁断業者に依頼して、スキャンだけ自分で行います(スキャンの代行サービスは法律違反です)。

PDFにすることで検索も可能ですし、大きなタブレットで読むと、元の書籍より読みやすいです。
書籍のPDFデータは意外に容量は少なく、2000冊ほどでも50GB程度です。すべて「Googleドライブ」にアップロードしていますので、スマホがあれば、いつでもどこでも蔵書にアクセスできます。また、そもそも手持ちのノートPCやiPadも十分な容量があるため、楽にPDF化した蔵書のすべてが納まってしまいました。

自分の過去の蔵書を常に持ち歩ける時代が来たなんてびっくりです。

ただし電子書籍もPDFデータも、著作権など難しい問題があり、デジタル遺品として継承できるか、未だに未知数です。電子書籍に至っては所有権はあくまで提供側に有り、ユーザーは使用権を一時的に借りているという解釈のため、継承すらできません

 

3 各種デジタル機器

専用のデジタル機器がないと再生できないデジタルデータがあります。

主なものは
・ビデオテープ・・・ビデオレコーダー
・カセットテープ、DATやMDデータ・・・専用プレイヤー
等でしょうか。整理を進めましたが、まだそれぞれ100本以上未整理の物が残っています。

一応再生機器も動作できる形で保管していますが、場所をとりますし、機器がいつまで動作するかも不安です。

暇を見つけて汎用的なデジタルデータにコピーしてから廃棄していますが、なかなか進みません。
また「大切な一部のカセットやビデオはオリジナルも残しておきたい」という気持ちが治まりません。

実はこれが悩みの種です。

 

4 私の「デジタル遺品、デジタル遺産」とデジタルキーピングの現状と残された悩み

この数年でデジタル資産の悩みは劇的に減りました

クラウドサービスの発展が後押ししてくれ、デジタル資産の整理はかなり進んできました。

大部分のデジタル資産はオリジナルとクラウド上で2重化されて保管されるようになり、自宅が災害で被災しても安心ですし、日常の閲覧や利用はほとんどクラウド経由となりました。
現時点ではサイズの大きい動画の保管がクラウド化されていませんが、近いうちに実現できるでしょう。

つい5年ぐらい前までは、手間とコストをかけてテープやCDでバックアップをとっていましたが、それに比べてわずかなコストで安心と利便性が実現できるクラウドの有効性はすばらしい物があります。

デジタル遺品にいつでもどこでも触れることができる時代ももうすぐです。

残る悩みは2つだけ。これからどんどん解決していきます

残る私の悩みは大きく2つです。

  1. 残っているアナログ資産やCD、レコードのような媒体を、「いつどうやって」処分するか?
  2. 私の死後、デジタル資産(デジタル遺産とデジタル遺品)をどうするか?

です。

1.は私の「心の問題」で自分で決心すれば解決する問題です。

私は「本やレコード、CDといった物のコンテンツ」を集めてコレクションするのが大好きで、ほとんど生き甲斐でした。物質的な所有欲に捕らわれていたと言っても過言ではないです。

未整理のデジタル資産しかし今の若い人は音楽や映像動画はクラウドサービスで楽しむのが当たり前で、物理的なCD等を買うことは希になったと聴きます。
自分でも新しい新譜の音楽や映画もオンラインの配信サービスで安価で楽しむようになってきました。
コンテンツを「物理的な物として個人で所有物とすること」にほとんど意味がなくなった時代が来たのです。
これは肌身に感じてよく分かっていますので、還暦を迎えようとする今から思い切って整理を進めようと思います。

「物として所有しても、クラウド上でデジタルデータとして所有しても、利用したいときだけ借りても、そもそもコンテンツとしての価値は全く変わらない」
ことを認め、物慾を捨てて、断捨離を進めようと決心しています。

2.こそは、このサイトを作った動機となった大きな残課題です。

家族はデジタルに弱く、私の残したデジタル資産(デジタル遺産とデジタル遺品)に容易にアクセスできるとは思えません。
また興味ある分野も、私とは異なります。大部分のデジタル資産は家族にとってはブラックボックスなので、私の死後は管理が止まり、そのうち消滅してしまうでしょう。

もちろん私の所有するデジタル遺品の多くは個人的な物で消滅してもかまわないような物ばかりです。しかし中には同好の方や研究している方にお譲りすると役に立つような物もあります

お金の問題ではなく、せっかく自分が苦労して集め整理したものは、何らかの形で人類の文化の蓄積に役立ってもらいたいと思ってしまうのです。

デジタル資産は古本屋や中古レコードCDショップのように2次流通させるする手段がありません。権利・著作権の課題が多く、そもそも継承する形にすらなっていません。

デジタル資産の保管と継承を自分自身の切実な問題として、何とか解決したい。その糸口として「デジタル終活」をテーマにこのサイトを立ち上げました。

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当社代表の冨田の長年の構想を元に、2019年9月11日にスタートした「オンラインデジタル終活サービスDigital Keeper」は、わずか390円の会費で、どなたでもお手軽にデシタルキーピングやデジタル終活が実行できる、新しいコンセプトのオンラインサービスです。

Digital Keeperにご入会いただきますと、当ブログにあるような「デジタルの安全にタイムリーに役に立つ情報」「デジタルキーピングの方法」などをメールマガジンでお届けしながら、会員にまさかの事態が起きたときには、しっかりと会員のデジタル終活をサポートさせていただきます。

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ここまで読んでいただきどうもありがとうございました。 どうぞよろしくお願いします。

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