ここではその危険性と「流出していないか?」調べる方法と万一流出していた場合はどうしたら良いかをご説明します。
この際放置している不要なアカウントは断捨離してしまいましょう。
不要アカウントは「使わないから放置」ではなく、必ず退会しよう
不要アカウントは放置は厳禁! 即断捨離を
デジタル終活の目的の1つは「まず今のデジタル利用の安全性を高める」事にあります。そのためにも総点検して「使わない」ことにしたアカウントは、絶対に放置してはいけません。
アカウントはデジタル遺品やデジタル遺産の継承のため必要な物ですが、無用な物や危険な物は継承すべきではありません。放置することはリスクもそのまま残すことになってしまいます。
大切な方に「負のデジタル遺産」を残してはいけません。
面倒でも、該当のオンラインサービスに再度ログインしてできるだけ会員登録そのものを取り消しましょう。
そもそも「登録しただけで使っていないオンラインサービス」とは、それほどの必要性がないのに「深く考えないで登録」してしまったものがほとんどのはずです。
だからこそ「放置したら」危ないのです。
ネットでも有効なことわざ。「ただより高い物はない」
しっかりした企業が運営しているサービスならばもまず安心ですが、聴いたことない運営主体や、海外の無名な組織、個人運営の「軽いサービス」にこそ、リスクが潜む可能性があります。
なぜなにらばこれらの軽いサイトは「あなたの個人情報取得を目的に運営されている」可能性が高いからです。繰り返しますが「ただより高い物はない」なのです。
デジタル終活に備えて、デジタル遺品やデジタル遺産のアカウントを重要度で分類したときに、「重要の低いアカウントの存在を軽視」しがちです。実はそこに大きな落とし穴があります。深く考えないで入会した、あまり有名でないサービスやアプリにこそ、実[…]
アカウントを放置したままにする危険性
放置するだけで大きなリスクが発生!?
使わないないサービスを退会しないままで放置していると、以下のような大きなリスクを抱えてしまいます。
しかもこれらのリスクは「いつ顕在化して、あなたに損害を与えるか?」予想できず、いったん起きてからは対策しようがないリスクなのです。
デジタル遺品として残ったアカウントが、持ち主の死後も続けて被害を生み出し続ける「負のデジタル遺産」化してしまうリスクもあります。
放置したアカウントが引き起こすリスク
- オンラインサービスにあなたの個人情報やID、パスワードがそのまま残っていると、個人情報の流出事故が発生した際に、意図しない被害を受けることになる。
- 使っていないアカウントのため、情報流出事故発生のサービス主催者からの通知やマスコミ報道に気が付かず、対処が遅れる。
- 使い回していたパスワードが流出した場合、ブラックマーケット(ダークウェブ)で売買されて、無関係のアカウントへの攻撃や不正利用に使われてしまうリスクが高い。
- オンラインサービスがサービスをやめたり閉鎖されたりした場合、会員情報の削除をせず、そのままブラックマーケットに売られて流出してしまう例も多い。
忘れた頃にトラブルに巻き込まれないよう、デジタル終活を契機に退会処理を進めましょう。
アカウントの取消の方法
- サービスが継続しているか検索して確かめましょう。
- パスワードが不明な場合は無理に調べず、さっさと「パスワードが分からない方へ」のリンクを利用して、パスワード再設定の手続きをしましょう。
- 改めて会員ページで「退会」手続きを完了しましょう。
- 「サービス提供元がわからない」「サービスが廃止されていた」などの理由で退会ができなかったサービスでは「登録したパスワードが使い回しされていないか」思い出してください。
大切なのはわかっていても誰もがメチャクチャなまま放置している「オンラインサービスのアカウント情報」。大切なデジタル遺品やデジタル遺産のアカウントは、デジタル終活の機会にさっぱりと断捨離して整理したいけど、どこから手を付けて良いのか途方に暮れ[…]
念のため「アドレスが流出されていないか?」調べる方法
「私の個人情報が流出していないかなぁ?」と不安になった方も多いと思います。
お薦めのサイトが「Have I Been Pwned?」という「漏えいの可能性があるメールアドレスを検索して、リスクや漏えい元を教えてくれる」サービスです。
有名なセキュリティの専門家であるTroy Hunt氏が長く運営しているチェックサービスで、
「email adress」の欄に調べたいメールアドレスを入力すると、過去に漏えい事件の対象となってしまった膨大なメールアドレスのリストから検索して、結果を次のページで教えてくれます。
流出していないメールアドレスの時は
流出していた時は「やられた」と表示され、対策についても説明してくれます。
また最上部のメニューより「Notify me」を選択し、開いた下記の画面に自分のメールアドレスを登録しておけば、今後漏洩が発見された時にメールで知らせてくれます。
何て親切な頼りになるサイトでしょう。
なおこのサイト、運営しているのは世界的に有名な情報セキュリティ対策の専門家です。
安心して使用できますよ。
→サイトの作者による「自己紹介、サイトの目的」
また同じ作者のサイトで「漏えいの可能性があるパスワードを検索して、リスクや漏えい元を教えてくれる」サービスもあります。使い方はほとんど同じですので、試してみてください。
→Pwned Passwords(パスワードが流出していないかチェック)
Have I been Pwned(HIBP)について詳しくは当社ブログの下記記事をご覧ください
これまで無数の企業やサービスから個人情報が流出していますが、「自分の電話番号やメールアドレス、パスワードの流出をチェックできるサービス」の中で、もっとも信頼でき安全な確認サイトが「HIBP~Have I been Pwned(私はやられてい[…]
「私のスマホやパソコンがハッキング、感染しているかも、、」本当にハッキングされているか確実に調べる方法は?
ネット上のデマや悪質業者の広告を信じてはいけない!
当ブログでご説明しているとおり、スマホやパソコンに突然現れる「ハッキングやウイルスの警告」は広告目的の詐欺警告がほとんどです。
しかし、まれとは言え、時には「不正なアプリをインストールされた」「アカウントを乗っ取られた」などが原因で本当にハッキングされることもあります。
「本当にハッキングされているかも、、」とどうしても心配なときは、ハッキングやウイルス感染などの調査を行っている専門会社に調査を依頼しましょう。
しかし、ネットで調べると、ハッキング調査を探偵や興信所が行っているところが見つかりますが、パソコンやスマホのセキュリティが強化されている現在、ログ解析などのハッキング調査は高度な技術と実績を持つ専門家しかできません。
より正確な情報を安全に調べるには、ハッキング調査の専門業者に相談しましょう。
おすすめのハッキング調査会社:デジタルデータフォレンジック
デジタルキーパーも貴重な情報を提供いただいている「デジタルデータソリューション株式会社 の《デジタルデータフォレンジック》」は、官公庁、警察・捜査機関からの信頼も厚い、国内随一の高い技術と実績を持つサービスです。
累計の相談件数は1万4,000件以上。国内売上11年連続No.1のデータ復旧技術を利用して、デジタル遺品の調査・データ抽出を受け付けています。
相談~調査の見積もりまでは無料で対応してくれるので、まずは一度相談してみるとよいのではないでしょうか。
「※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。」
まとめ:
不要なアカウント放置は「百害あって一利なし」です
ネット利用は性悪説でのぞまないと思いもかけない損害を受けてしまいます。アカウントは放置しただけで悪用されて、結果的にあなたご自身に害をもたらすこともあります。さらには「負のデジタル遺産」として大切な方に苦労をかけるリスクすらあります。
ぜひデジタル終活を進めて、安心してデジタルが使えるようにしましょう。
オンラインデジタル終活支援サービス「Digital Keeper」のおすすめ
確実にデジタル終活を実現する最もおすすめな方法は、セキュアにデジタル終活を実現するオンラインサービスに加入されることです。
当社が展開しているDigital Keeperは2019年よりサービスしているオンラインサービスです。
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