fbpx

「ロマンス詐欺」とは?~メールやSNSを悪用する卑劣な新手の結婚詐欺のすべて

ネット上に潜むワナ「ロマンス詐欺」
ネットでの偶然の出会いを悪用し金品を盗取する「ロマンス詐欺」が急増し、報道も増えてきました。
アフターコロナの時代、オレオレ詐欺犯がロマンス詐欺に乗り出してくることも予想され、ネット上の出会いには十分な警戒が必要です。
「ロマンス詐欺」とはなにか?手口や見分け方、撃退する方法を、実例を元に詳しくご説明します。
/ins>

ネット上の出会いには十分すぎるほど警戒が必要

しばしばSNSに届く美女やイケメンからの友達申請に注意

Facebookに時々の見知らぬ人から「友達申請」が飛んでくることがあります。

すべてとは言いませんが、特に海外から送られてくる「美女」や「イケメン」からの申請のほとんどは、あなたの個人情報を盗み見ようとするか、詐欺行為を目的としているため、相手にしてはいけません。

即拒否して削除し無視しましょう。

SNSで「友達」にするということは、あなたの「友達リスト」や、あなたの日常を公開することです。
友達リストを知られることで、本当の友達にも迷惑が及ぶこともあります。

原則として知らない人は追加すべきではありません。

 

ロマンス詐欺とはなにか

「ロマンス詐欺」とはネットを使った「結婚詐欺」

昔から繰り返されてきた手口ですが、近年、さらに手の込んだ国際的結婚詐欺とも言える「ロマンス詐欺(romance scams)」が増えて被害が増大しています。
結婚詐欺とは、Wikipediaによると以下のように説明されています。

「結婚する意思がないにもかかわらず、結婚を餌にして異性に近づき、相手を騙して金品を巻き上げたり、返済の意志もないのに金品を借りたりし、異性の心身を弄ぶ行為。」

出典:Wikipedia

結婚詐欺は、相手と直接会い、場合によっては一緒に生活しながら、新規テクニックを巧みに使って詐欺を行います。

ロマンス詐欺は、「インターネットの特性を生かして、ネット越しに詐欺」をしかけてきます。

「ロマンス詐欺」はネットの特性を悪用した詐欺

「ロマンス詐欺」はインターネットが持つ以下のような特性を活用して詐欺を行います

  • インターネットの「多様性」「地理的な無制限」・・・英語で会話。通常ではあり得ないような出会いを演出。
  • インターネットの「匿名性」・・・ネット上の架空の人格を作り上げる。
  • インターネット「時間・地理の無制約性」・・・メール、メッセンジャーなどの手段で短時間で濃密な関係を結ぶ

さらに犯行が成功した時は、

  • インターネット「無痕跡性」・・・足跡を消して、いち早く姿を隠す。

事ができてしまいます。

逆にこのような特性を知っておけば、「ロマンス詐欺」を見破り、被害にあうことはありません。

「ロマンス詐欺」は外国人と海外が舞台となる

ロマンス詐欺の相手は外国人のため、やりとりは英語となり、しばしば英語力の向上のため外国人とのコミュニケーションを求める方が、巻き込まれてしまいます。

また不慣れな英語でのやりとりのため、相手の英語力の不備や不自然な表現にも気がつかず、日本では決してあり得ない状況にも納得してしまい、詐欺の深みにはまってしまいます

「ロマンス詐欺」で多くの被害が発生している。

国内のロマンス詐欺事件

ロマンス詐欺はオレオレ詐欺と異なり、相手が海外のため、警察に届け出ても立証が難しいこともあり、泣き寝入りとなることが多いと思われます。

それでも近年しばしば報道されるようになってきました。実際は相当多くの事件が発生していると思われます。

2019年3月、ロマンス詐欺に操られた66才の女性が、勤務先の病院で1億近い横領を行い、英国の軍人と称する相手に送金を続けていた事件が明るみに出ました。

また2020年6月には奈良県で60代女性がロマンス詐欺を信じ込んで、「英国人医師を名乗る犯人が来日するための経費を負担する」名目で海外送金をする寸前に、銀行スタッフの機転で思いとどまる事件が発生しました。

さらに、2020年8月には、日本在住の不良外国人グループによるロマンス詐欺グループが摘発されました。1億円を超える被害を出していたようです。

アメリカでは大きな被害が発生し、FBIも警告している

SNSやオンラインデートが発達しているアメリカでは「ロマンス詐欺」は年々拡大して大きな社会問題となってといます。

FBIの報告によると、「2019年に約2万件の被害が寄せられ、被害額は4億7,500万ドル(500億円)を超えた」とのことであり、オンライン犯罪では、「企業を狙ったフィッシング詐欺メール」に次いで大きな被害を出しています。

国土の広いアメリカは、出会いのためオンライン出会いサイトやオンラインデートが一般化していますが、アフターコロナの時代、日本でも同様の傾向が予想されます。

もともとオレオレ詐欺(特殊詐欺)が盛んに行われている土壌がありますので、ロマンス詐欺に転換していくことは危惧されています。

日本の被害の実情

「ロマンス詐欺」の防止を訴えて、活発に活動しておられる 特定非営利活動法人 M-STEP様の「ストップ ロマンス詐欺」 が2018年5月から12月にかけて実施したアンケート調査では、以下のような被害者増がわかります。

  • 「ロマンス詐欺」の被害者の9割は女性、40歳代以上の中高年が多く、6割が未婚。
  • 被害額の平均は442万円。最高額は5400万円
  • 詐欺犯と出会った場所はSNSがほとんど
  • 子育てなどがひと段落して、お金や時間に余裕のある層
  • SNSをはじめて間もない
  • ITスキルがそれほど高くない
  • 現状の生活に満足していないなど心に何かしらの隙がある

出典:国際ロマンス詐欺。被害者510人のリアルな声を集めると、盗られていたのは金銭だけではなかった。

女性の被害が目立っていますが、現実には男性の被害も多く発生しているはずです。
男性は女性ほどの被害額が発生しておらず、表に出ないだけと思われます。

 

ロマンス詐欺の具体的手口

相手の人物像

ロマンス詐欺は「ネット上で行う詐欺」ですので、リアルで出会っては詐欺になりません。そのためほとんどケースは、なかなか会うことができにくい遠い海外在住の

「軍人、医師、軍医、国際ビジネスマン、起業家、船員・パイロット」

といった人物を偽ります。ほとんどそれらしい写真が添付された白人男性です。

アメリカ人やイギリス人が多いですが、ロシア人や北欧人を装うことも多いようです。

また「インターネットの多様性」を見せつけるため、日本では通常で出会う機会はない

「紛争中のアフガニスタンやシリアに派兵中の軍人」「世界を飛び回る石油掘削エンジニア」

といった荒唐無稽の肩書きがしばしば使われます。

さらに、逆に「妻と死別して子供を育てている寂しい独身男性」という平凡な一般人を装うケースもあります。

ただ共通して言えるのは、「軍務で紛争地に派遣中」「大きなビジネスのため長期出張中」「病気の家族を看病している」「超多忙」といった理由で「すぐには会えない」ハンディを持つ「寂しく孤独な人物として演出」されています。

さらに、舞台である海外を効果的に演出して信じ込ませるため、「弁護士、銀行家、友人、税関職員、政府関係者、家族」など、複数の役割を演ずる詐欺犯が登場することも多いです。

オレオレ詐欺(=特殊詐欺)に似ていますが、メールやメッセージを介すだけでなりすますことができるため、一層多様な登場人物が出現してきます。

詐欺の手法、近付き方

  1. 主にメールやメッセンジャーを使い、頻繁に連絡し、短期間で一方的に好意を寄せ、熱烈なラブコールがまめに届くようになる。
  2. 身分証明書や家族写真を送ってきて安心させる。
  3. 国際電話やSkypeのようなインターネット電話を使うこともあるが、原則として音声だけのやりとり。
  4. しばらく経って慣れた頃、さまざまな口実で金品を要求してくる。

金品を要求する手口

プレゼント送付を口実に手数料をだまし取る

  • 「贈り物を贈ったが、税関で止められた。税関から連絡が行くので税金を建て替えて欲しい」→税関と称する者から要求が来る。
  • 「贈り物を送った。荷物が来たら運賃を立て替えて欲しい」→運送業者から手数料を求められる。
  • 「あなたとの結婚資金を持ち出そうとして捕まってしまった。罰金を立て替えて払って欲しい」→弁護士、警察を称する者から支払を求められる。

自分や家族の不幸をエサに送金させようとする。

  • 「子供が難病にかかった。治療費が必要だ」
  • 「交通事故にあってしまった。緊急に手術が必要だ」
  • 「あなたと会うために渡航中、急病にかかって入院している」

仕事の経費を口実にする。

  • 「商談中の大口ビジネスを成功させるために資金を貸して欲しい」
  • 「必ず儲かる投資がある。資金を援助して欲しい」
  • 「仕事に使う荷物を送るので一時預かって欲しい」→運送業者を称する者から手数料を要求してくる。
  • 「移動中で持ち合わせが少ない。一時的に立て替え払いをして欲しい」

 

 

ロマンス詐欺を防ぐには?見分けて撃退する方法

1.SNSの設定を変更して未知の人物からの連絡を防ぐ

不審人物からのメッセージが「ロマンス詐欺」のきっかけとなってしまいます。

そもそも、まともな人物が、全世界数十億人の人々の中から、あなた宛にメッセージを送ってくるはずがありません。
すべて拒絶するのが当たり前です。

FacebookのようなSNSでは「誰からのメッセージも受け付ける設定」を改めましょう。

Facebookの設定変更方法(Androidアプリ版をモデル)

  1. Facebookアプリ画面の右上隅「三」をクリック
  2. 「設定メニュー」より「プライバシーセンター」
  3. 「重要なプライバシー設定を確認」
  4. 「Facebookでのあなたの検索」を選択
  5. 「Facebookでのあなたの検索(下記左)」を次へ
  6. 「あなたに友達リクエストを送信できる人」を「全員」から「友達の友達」に変更する
  7. その次の画面の「電話番号」と「メールアドレス」を検索できる人も「友達」または「自分のみ」に変更
  8. Facebook外の検索エンジンによるプロフィールのリンクは「許可しない」

2.プロフィール情報の真偽を見分ける

顔写真の真偽を検索して確認

送られてきた顔写真を「Googleフォトの画像検索」で検索しましょう。

ほとんどの場合、他から流用された写真が使われているはずです。その場合は、無条件てブロックして連絡を断ってください。

別の新しい詐欺の目標にされてしまうため、決して返事を送って、問い詰めたりしてはいけません。

プロフィール情報の真偽を検索して確認

写真だけで真偽が確認できなかった場合、送られてきた「プロフィールや氏名」を検索して確認しましょう。

ただし昨今では偽のプロフィールをネット上にあげているケースもあります。1つだけの情報ではなく、複数のソースを検索照合して、慎重に真偽を確認しましょう。

3.相手の不自然な態度を見分ける

「ロマンス詐欺」は、インターネットの「多様性」「地理的な無制限」「匿名性」「時間・地理の無制約性」といった特性を悪用しています。

それを逆手にとってあなたより追求し、相手の真偽を確認しましょう。

「多様性」を逆手に取って見分ける

検索で複数のソースを確認して真偽を確かめましょう。

本当に活躍している人物なら、ネット上の記事やブログなどにいろいろな足跡が見つかるはずです。

「匿名性」「地理的な無制限」を逆手に取って見分ける

相手に直接確認できるコミュニケーションを要求しましょう。

「相手の姿が確認できる手段を拒否したり、理由をつけて約束を延期する場合」場合は怪しいです。

代役を用意して応じてくる場合もありますので、過去のやりとりから本人しか知り得ない情報を問いただして真偽を確認しましょう。

また「自分の家族や友人を紹介したい」と尋ねて反応を見ましょう。「秘密の仕事に就いているから」などと拒む時は赤信号です。

※万一会う機会があった場合は、人目の多い場所を指定し、予定について家族や知人に知らせて万一に備えましょう。

4.送金は一切しない

どのような誘いがあっても「送金はしない」と毅然と対応しましょう。逆ギレされるケースもあるでしょうが、冷静に対応しましょう。

金銭目的の場合は、それで連絡が途絶えるはずです。

 

まとめ:
少しでも不審を感じたら相談しよう

人の好意につけ込む「ロマンス詐欺」は卑劣な犯罪です。しかも相手が海外では被害を取り戻し処罰することも難しいです。

しかしネット上には無数の落とし穴が待ち受け、誰しも心の隙のを狙われて、詐欺に巻き込まれる可能性はあります。

たとえ少しでも不審に感じたら、一人で抱えずに、誰かに相談して理性的に解決しましょう。

ブログ内の関連記事(新しいウィンドウで開きます)

あなたのスマホが他人にあやつられてしまうストーカーウェア。合法的な監視アプリの陰に隠れる巧妙な手口や、Android、iPhone別に確認・発見する方法、そして感染しないための対策を詳しく解説します。恋人や家族など身近な人がネットストー[…]

ストーカーウェアにやられたスマホのイメージ
ブログ内の関連記事(新しいウィンドウで開きます)

「人の弱みにつけ込む」は詐欺の常套手段ですが、オンラインでも多発しています。これらの詐欺は、知っていればだまされませんが、初心者や年配者といったデジタル弱者は、まじめに受け取ってカモになってしまう例が多発しています。今回は主[…]

セクストーション詐欺のイメージ

 

お薦めのセキュリティソフト

セキュリティソフトはコンピューターウイルスやマルウェアの侵入を防御してくれるだけでなく、

  • フィッシングメールに惑わされてフィッシングサイトのURLをクリックした際に警告する。
  • 重要な個人情報の流出や不正送金を食い止める。

といった大切な働きであなたのパソコンやスマホを守ってくれます。

いろいろなセキュリティソフトがありますが、選択に当たっては、下記のように老舗で世界各国で使用されてユーザー数の多いものをお薦めします。

セキュリティソフトはパッケージ版よりダウンロード販売の方が価格も安く、ご自宅の環境に併せて選択できるため便利です。

またご本人のパソコンだけでなく、ご家族のスマートフォン、タブレットもすべてカバーできる製品は、トータルの家中の機器をもれなく一括してセキュリティ管理できるため、特におすすめです。

下記のリンクから、お使いの環境(1台~10台)や使用期間(1年~3年)にあったものをお選び下さい。

 

 

 

「このブログより役に立って、デジタル終活もできるサービスがあるって?」

Digital Keeperバナーそれは日経新聞やテレビで「独創的でこれから必要」と取り上げられたDigital Keeper®です!
週3回「スマホの安全」「不正ログインを防ぎ方」「OSやアプリのアップデート情報」など、役立つセキュリティ情報が届き、さらに「わかっていてもやってない、スマホやアカウントのデジタル終活」も実現できるオンラインサービスです。

会費は月々わずか167円(年2000円)。1ヶ月無料で試用できます。アフターコロナにそなえ、ぜひご体験下さい。

詳しくはこちら