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デジタル遺品の保管場所としてクラウドサービスは安心か?

クラウドサービスの安全性のイメージイラスト
クラウド上で運営されているクラウドサービスが盛んです。
便利ですが目に見えないクラウド上に大切なデジタル遺品を預けて良いのか?心配になる方も多いと思います。
しかし現在のクラウドサービスは、ユーザー側がミスさえしなければ極めて安全で確実なものと断言できます。デジタル遺産やデジタル遺品の保管場所としてクラウドサービスを使うために、役に立つ情報をお伝えします。
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クラウドサービスはもはや社会の基盤。安心して使いましょう

クラウドサービスの定義

クラウドサービスとは総務省の「国民のための情報セキュリティサイト」によると

クラウドサービスは、従来は利用者が手元のコンピュータで利用していたデータやソフトウェアを、ネットワーク経由で、サービスとして利用者に提供するものです。
利用者側が最低限の環境(パーソナルコンピュータや携帯情報端末などのクライアント、その上で動くWebブラウザ、インターネット接続環境など)を用意することで、どの端末からでも、さまざまなサービスを利用することができます。

これまで、利用者はコンピュータのハードウェア、ソフトウェア、データなどを、自身で保有・管理し利用していました。
しかしクラウドサービスを利用することで、これまで機材の購入やシステムの構築、管理などにかかるとされていたさまざまな手間や時間の削減をはじめとして、業務の効率化やコストダウンを図れるというメリットがあります。

 

■総務省 「国民のための情報セキュリティサイト」より引用             http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security/basic/service/13.html

とされています。
一言で言うと「クラウド上に置かれたサービスをネットを通してPCやスマホで利用する」ことです。

具体的には皆さんがいつもお使いの、GoogleのGmailGoogle DriveAmazonの各種サービス、Yahoo!のYahoo!メール。マイクロソフトのOne DriveMicrosoftメールなど。さらにはLINE、InstagramFacebookTwitterなどSNSまでクラウドサービスです。
またクラウドサービスは、GAFAといわれる超大型IT企業から国内外の大企業、さらには中小企業から個人運営まで、たくさんの会社や個人によってサービスを提供しています。

クラウドサービスはクラウドそのものではなく、クラウドの上に(クラウド基盤)作られた独自のサービスです。
クラウドサービスを考えるときは、クラウドと、その上で動いているクラウドサービスは分けて考えた方が理解できます。

日本政府も政府基盤をAmazonのクラウドサービスにおくことになった

2020/2/12 に政府より、「今秋からスタートするIT(情報技術)システムのクラウド化をめぐり、人事・給与や文書管理など各省共通の基盤システムを米アマゾン・ドット・コム傘下のクラウド企業に発注する調整に入った」と発表がありました。「クラウド業界で世界最大手の同社がコストやサービスの質で優れていると判断した」とのことです。

整備・運用にかかる費用は2026年度までで300億円で巨額に思えますが、政府全体のIT予算はこれまで年に7000億円も使われていました。高コストの割りに「公文書の電子化」すら十分でないなど、諸外国に比べて遅れが指摘されていましたが、ようやくスタートラインに着いたという事でしょう。

現在のクラウドは安心できる社会基盤となっていて、あまり心配する必要はない。

政府も使うことになったことからわかるように、クラウド技術や使い方はこの10数年で急速に発展しました。すでに大手のクラウドは電気や水道と並ぶ社会を支える最重要なインフラ基盤となっています。クラウドなくしては、現在の世界は維持することができません。

当然事ですが、技術的にも法的にも経済的にも、重要なインフラは十分な整備が行われています。

電気や水を何も考えず使っているように、もはやクラウドだからと言って心配する必要はありません。

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クラウドやクラウドサービスは基本的に安全で安心なサービス

クラウドサービス使う時の不安を解消しましょう

それでも皆さんがクラウドサービスを使うときは「ちょっとした不安」をお感じでしょう。それは

  • 預けた情報が他に流出して悪用されることはないのかな?
  • パスワードを不正使用されないだろうか?
  • 預けたデータが故障や不手際で消えたりしないか?

というような事だと思います。
クラウドとクラウドサービスの関係を明らかにして、クラウドサービスの安全性についてご説明します。

 

大手クラウド企業はクラウド基盤提供サービスを運営している

GoogleやAmazon、Microsoft、Baidu、IBMと言った全世界規模でクラウドを運用している大手クラウド会社が世界のクラウドの大半を運営しています。

大手クラウド会社は、自社のサービスを実施する基盤として、自前のデータ保管施設を世界各地に多数設置して、それぞれを専用回線で結び、データを相互にバックアップするような安全で強固なクラウド基盤を構築しました。これはこの20年ぐらいのことです。
さらに大手のクラウド会社は、自社利用だけでなく、使用料を取ってクラウド基盤を他社に開放し、利用させるサービスを競って作り上げてきました。先導したのはAmazonとGoogleです。

 

今やクラウド基盤を使うことは当たり前。

クラウド基盤の最大手はAmazonです
Amazonの強い通販を支えているのは、Amazonが独自に開発したクラウド基盤を全世界の会社に提供している収益であることはあまりに有名です。

Amazonのクラウド基盤は、Adobe、Expedia、Netflixといった世界的サービスから、DoCoMo、楽天、クックパッド、GREE、電通、NAVTIMEといった日本のネットサービスまで、多種多様な企業が使っていることがお分かりになるでしょう。

今では世界各国の金融機関や政府機関までもAmazonやGoogle他の大規模クラウド基盤を活用している時代なのです。「アメリカの国防総省もMicrosoftのクラウドを使うことにした」と先日報道されていましたね。

このように今では大多数のクラウドサービス会社は、大手のクラウド基盤の上で運営するのが普通のこととなっています。自社でクラウドを作って運用するより、大手のクラウドを利用した方が、性能も良く低コスト、さらにむしろずっと安全だからです。

新しい技術にもかかわらず、大手のクラウド基盤としての信頼性は極めて高く、大規模なデータの流出や消失の事故を起こしたことはありません。各社とも膨大な経営資源を投入して、現在の最高水準の技術を元に24時間厳重な管理を行っています。

今や大手のクラウド基盤が使えなくなる事態は、それこそ「地球が壊れてしまわない限りまずあり得ない」と言って良いでしょう。

 

クラウドサービスはクラウド基盤を活用して安定したサービスを提供している

上記のように実は大部分のクラウドサービスは最大手のクラウド基盤の上に、独自のサービスを構築して運営しています。

その場合、クラウド基盤はいかに安全でも、各サービスが独自に構築した部分に欠陥があっては事故の元になってしまいます。
しかし店舗とか工場と言ったリアルの資産を持たないクラウドサービスにとって、一回でも事故を起こしてしまうと会社の存続ができません。クラウドサービス提供会社は事故を起こさないよう慎重にサービスを実施しています。

しかもクラウド技術の発達により、クラウド基盤を提供する会社自身が、セキュリティ事故を防ぐための新技術や手法を次々と提供するようになり、クラウドサービス提供各社はクラウド基盤の上で、それらを活用して、何重にもわたる万全の対策を取れるようになりました。

今では、きちんと作られたクラウド基盤上のサービスの方が、自社に置いたサーバーが運営するよりずっと安全な時代となっています。

その結果私たちが撮りためた写真、SNSのやりとりなどのデジタルデータのほとんどすべてはクラウド上にあり、結果としてデジタル遺品もクラウド上に保管されることが普通になっています

 

何事にも100%はあり得ないが、クラウドサービスはかなり安全です

クラウドサービスを支えるクラウド基盤は盤石と言って良いです。
その上で運営されているクラウドサービス提供各社のサービスも、よほどの人為的なミスがない限りは、安全性は極めて高いです。ミスがあっても短時間に復旧されるところも利点です。
もちろんサービスは人が作り管理する物ですからミスや不正というリスクはあり得ます。しかし、いつ故障するかわからず、バックアップをうっかりすると忘れてしまうような、個人や会社管理のPCやスマホよりは、まったく比べものにならない次元で信頼性・安全性は確保されています

クラウドサービスを選択する際は、サービスの内容をしっかり確認して、実績があり、たくさんのユーザーがいて、長く続いているクラウドサービスを選べば、さらに安心と思って良いでしょう。クラウド自体の危険より、サービスが誤ったシステムを作ったり、ミスで流出させる可能性の方がはるかにリスクが高いからです。

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Digital KeeperのシステムもAmazonのクラウド上で動いています

当社の終活サポートサービスDigital Keeperのシステムは、全てAmazonのクラウド上に、最大限Amazonクラウドの機能を活用して構築しました。サービス開始以来、一時も止まることなく、安定した稼働を続けていますし、運営コストも比較的安価で、安い価格でサービスを提供できています。

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クラウドサービスの危険性はなにか?

クラウドサービス側の危険は忘れて良い。ユーザー側の対策は必要

これまでお話ししたように、信頼できるクラウドサービスならば、クラウド基盤やクラウドサービス側のリスクは極めて少ないと言えます。自分のPCで保管するよりはるかに安全です。

リスクがあるとすれば、利用するユーザー側の問題です。考えられるリスクは

  1.  IDやパスワードを不正使用されて悪用
  2.  操作を間違ったり、サービス使用料未納によるデータ損失

です。
実は2.はしばしば起こってしまう問題です。特に持ち主に万一のことがあり、家族がデジタル遺品として継承した場合、安易にサービスを退会したり、削除しがちです。
クラウド上のデータはクリック一つで削除できます。使い方間違えてデータを消してしまわないように、使用法を確認しながら慎重に使うしかありません。
またクラウドによっては「ゴミ箱」と同様の機能を持っていて「一定期間は削除したデータを裏で保持してくれる」機能がある物もあります。

使用料未納もうっかりしていたでは済まないミスです。支払を自動更新にしておけば防げますが、クレジッカードの有効期間切れなどが原因で代金が支払われず、強制退会になってデータを失うケースもあります。
しかし、退会までには何度も支払催促のメールが来ています。登録の連絡用メールアドレスは、よく使う物を複数登録して、見落とさないよう気をつけましょう
デジタル遺品は、紙の情報と異なり、一回失ったら二度と復活できません。

 

クラウドサービスのユーザー側の危険は二段階認証(二要素認証)で解消できる

IDやパスワードを不正使用されるリスクは、クラウドサービスのアカウントを二段階認証(二要素認証)することで防げます。

何度もお話ししたとおり、いくら注意しても、ID、パスワードは流出するリスクはなくなりません
企業内には不届きな社員がいます。
またあなたがいくら気をつけても、最も信頼している人が間違えたり、うっかりしてもれてしまうこともあります。家族が悪意で盗用することすらあります。

しかしそんな場合でも、二段階認証(二要素認証)さえしておけば、仮にパスワードがもれて不正に使用されたとしても、ご自身のパソコンやスマホ以外の端末ではログインすることはできません

別の端末で不正にログインが試みられた場合は、メールなどですぐ連絡されますので、アラート見逃すことなく速やかに対応すれば安全は保つことができます。

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究極な安全!マイクロソフトのOneDrive「個人用Vault」サービス

2019年9月30日にマイクロソフトのクラウドサービスOneDriveに「誰でも簡単に確実に重要データを保管できる」新機能「個人用Vault」が追加されました。
「個人用Vault」はそれでなくても安全なOneDrive内に設けられた「重要情報の保管機能」です。完全に暗号化され、データの出し入れをする際は、所有者のスマホによる認証が必須となるという、安全・利便性も両立させたすばらしい機能です。

詳細は当社公式ブログの下記記事をご覧ください。マイクロソフトのOneDriveをご契約の方は絶対にお使いになった方がいいですよ。

まとめ:
信頼できるクラウドサービスと二段階認証(二要素認証)で重要データを完璧に守りましょう

データの保管場所は、自分のPCやスマホより、クラウドサービスに任せる方がはるかに安全です。

二段階認証(二要素認証)でアカウントを守ったクラウドサービスを活用して、デジタル遺産やデジタル遺品を守りましょう。

「デジタル終活」を知る5つの書籍

「デジタル終活」については、何となく必要性は分かっていても、一般的には「何もしていない方」が多いと思います。

知られざるデジタル終活の必要性や、「もしデジタル終活をしていなかった、どんな被害につながるか」「法律から見たデジタル遺品」などのテーマで詳しく解説された書籍をご紹介します。

特にデジタル遺品問題に長く真剣に取り組んでこられた古田雄介氏の3冊の著作は、どなたにもお薦めいたします。

 

「このブログより役に立って、デジタル終活もできるサービスがあるって?」

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