Amazonフィッシングメールのすべて～進化する詐欺メールのなりすましの手口と対策を知ろう

「難易度Cランク」のAmazonフィッシングメール

2019年9月頃の「アマゾンアカウントの更新依頼」になりすました詐欺メール

【解説】昨年来ていた典型的なAmazonのフィッシングメールです。
「アカウントの更新ができなくなった｣とかたり、個人情報を聞き出そうとしますが、デザインやレイアウトも崩れていて日本語も機械翻訳そのままで、かなり怪しく「これに引っかかる人はまずいないだろう」というレベルでした。

2020年5月中旬頃のAmazonプライムの自動更新設定依頼になりすましたフィッシングメール

【解説】昨年のものより、日本語が正確になっています。
「Amazonプライム会員の特典を再確認」した上で、制限時間まで設けて「ユーザーにボタンクリックさせよう」と誘導しますが、一部の日本語が怪しく、誘導がしつこく不自然なため、見破ることができます。

2020年8月上旬のAmazonセキュリティ警告になりすましたフィッシングメール

【解説】日本語はかなり向上していますが、ささいなケアレスミスにより見破ることができます。
しかし、不正からユーザーを守るための「セキュリティアラート」を装うところや、無理強いをしない自然な誘導や見やすいレイアウトなど、危険度は相当増しています。

ていねいに読まないまま、あわてて対応してしまうユーザーがいるかもしれません。

2020年11月上旬のAmazonの「注文の停止通知」になりすましたフィッシングメール

【解説】翻訳ミスの稚拙な日本語や怪しい中華フォントにより容易にフィッシングメールと見破れますが、新しい詐欺パターンのため参考のため掲示しました。「まちがって私宛でないメールが来た」と早合点して返信したり、ボタンを押したりしないようにご注意ください。
フィッシングメールは「無視」して削除するだけです。