高齢者を狙うネット詐欺やサイバー攻撃の対処方法まとめ~フィッシングから警告・押し売り詐欺から高齢者を守る

ネット犯罪に巻き込まれて驚くsenior・中高年のイメージ

家にこもってスマホやパソコンを使う時間が増えましたが、その「隙を狙おうとするネット詐欺」も激増しています。
特にネットに不慣れなシニア、高齢者の皆さんは大きなリスクにさらされます。
シニア・高齢者の皆様が直面しがちな、いろいろなネット詐欺、サイバー攻撃について、概要から危険性、シニア・高齢者を守る対策についてやさしくまとめました。
ぜひ周囲のご年配者の方に教えてあげてください。

新型コロナの騒動を狙って増大するサイバー攻撃

全世界的な新型コロナウイルス( COVID-19 )騒動に乗じて、各種サイバー犯罪も激増しています。

今回はシニア・高齢者の皆様がネットを使う際に注意したい、各種のネット詐欺やサイバー犯罪を

  1. メールやSMSからシニア・高齢者を狙うネット詐欺、サイバー犯罪
  2. SNS利用中のシニア・高齢者を狙うネット詐欺
  3. ネット利用中のシニア・高齢者をねらうネット詐欺、サイバー犯罪

の3つに分類して、シニアの皆さんの役に立つようにわかりやすく解説します。

シニアの皆さんは、ネット詐欺やサイバー犯罪について知識や経験が追いついていません。

うっかり信じ込んだり、まじめに対応したりして、犯罪者の餌食になってしまう例が後を絶ちません。

ぜひ周囲のシニアや高齢者の皆さんに教えて差し上げてください。

フィッシング詐欺犯はシニア・高齢者の心理を巧みにあやつる

人は誰でも、選択を迫られた際に、

  1. 「自分にだけは悪いことは起きないだろう」と楽観(=楽観バイアス)し、不安や警告を無視する。
  2. さらに、すぐに得られる利益や成果を優先して選択してしまう

と、「安易な選択をしてしまう」心理上の弱点を持っています。

この心理を双曲割引(そうきょくわりびき)といいます。

詐欺犯は「急がせる」「脅す」「不安にさせる」「喜ばす」と、様々なテクニックを使って、この双曲割引の心理を悪用しているのです。

シニアや高齢者は、一段とこの傾向が強くなっています。

「オレオレ詐欺」の被害が後を絶たないのも同様の心理が原因ですので、具体例を挙げて「何か変だと思ったら、すぐに相談して」と教えてあげましょう

 

1.メールやSMSからシニアを狙うネット詐欺、サイバー犯罪

フッィシングメール

概要と事例:

下のように受信者をだまして詐欺に引き込むメールのことを、魚釣りに見立てて「フィッシングメール」といます。

よく見れば見破れますが、不慣れなシニア・年配者の方は文字通り文面を信じてしまいます。

従来より、Amazon、楽天、各種金融機関などの有名企業をよそおうフィッシングメールは多く出現していましたが、コロナ以降、「医師やWHO(世界保健機構)」「マスク消毒薬販売」「10万円給付」などをネタとして、詐欺サイトに誘い込む手口が増えてきました。

かつては変な日本語で稚拙な物が多く、容易に見破ることができましたが、近年は非常に精巧なフィッシングメールも登場しています。

下記のプログでは「Amazonをよそおうフィッシングメール」が次第に進歩して、本物よりそれらしくできている事がご確認いただけます。

また「○億円当たりました」とのメールを送りつけ「当選金を受け取る手数料」と称して、電子マネーを購入させて送金させる詐欺も拡大しています。

現実に一千万円以上だました取られた高齢者のの被害も出ていますので、けっして笑い事ではありません。

対策

  • 「Amazonや銀行から、危険だからすぐ手続きするような緊急メールが来たら、対応する前に必ず相談するように」伝えておく。
  • 本文中のボタンやURLはクリックしない。
  • 「オレオレ詐欺(特殊詐欺)」と同じような物がメールやSMSでも飛び交っているので、メールを信用せず、直接サービス元のホームページで問い合わせ「真偽を確認してから対応する」習慣をつける。
ブログ内の関連記事(新しいウィンドウで開きます)

近年有名ブランドをかたる詐欺・フィッシングメールは激増中ですが、中でもAmazon をかたるフィッシングメールが被害の大部分を占めています。またAmazonになりすました不正なショートメール(SMS)も増えています。しかもフィッシングの[…]

Amazonをかたるフィッシング詐欺メールのイメージ
ブログ内の関連記事(新しいウィンドウで開きます)

激増中の有名ブランドをかたる詐欺・フィッシングメールの中で、楽天をかたるフィッシングメールはAmazon、LINEについで第3位の多さとなっています。楽天の詐欺ショートメッセージも増えてきました。実際に届いた楽天や楽天カードからのフィッ[…]

楽天のイメージ

 

※性的な弱みにつけ込む迷惑メールも多発しています!
ブログ内の関連記事(新しいウィンドウで開きます)

「貴方のデバイスにハッカーがアクセスしています。詳細を今すぐ確認してください!」のメールは人の性的な弱みにつけ込む「セクストーション詐欺メール」です。架空の脅しメールがばらまかれているだけと知らない初心者や高齢者が、「本当にハッ[…]

「貴方のデバイスにハッカーがアクセスしています」迷惑メールはセスクトーション詐欺

 

スミッシング(詐欺SMS)

概要と事例:

宅急便を装うSMS詐欺スミッシングこれも以前よりあった手口ですが、特に左のように宅配便の不在通知をよそおうSMSは、うっかり度が高く危険です。

SMSの場合、文中のURLをクリックして飛ばされた先で止めておけば、何も問題はありませんが、「緊急」「危険」といったワードであわてて引っかかってしまうシニアが後を絶ちません。

対策

  • 「宅配業者はSMSで不在通知は送っていない。来た物はすべて詐欺SMS」を覚えてもらう
  • 「SMSでくる通知は全て疑う」を原則とする。
  • 特に「脅したり、せかしたり」するSMSは、すべて詐欺とみなす。
  • 本文のURLをクリックして飛んだ先に不審を感じたら、すぐに閲覧を止めて無視する。
ブログ内の関連記事(新しいウィンドウで開きます)

フィッシングの詐欺メールや詐欺SMS(ショートメッセージ)の中で、佐川急便、ヤマト運輸、郵便局(日本郵便)をかたる宅配便の不在通知~「佐川急便よりお荷物のお届けに上がりましたが宛先不明の為持ち帰りました」などの詐欺SMSはうっかりクリックし[…]

フィッシングSMSのイメージ
ブログ内の関連記事(新しいウィンドウで開きます)

SMS(ショートメッセージ)を悪用する「スミッシング詐欺=SMSフィッシング詐欺」の被害が再び広がっています。ドコモ、日本郵便、Amazon、楽天の宅配の不在通知から、銀行の通知をよそおうものまで、フィッシングメール以上に被害が広がって[…]

スミッシング(SMSフィッシング詐欺)メールのイメージイラスト

 

架空請求詐欺

弁護士やあるいは有名な企業や販売業者から「未回収の会費がある。○○までに支払わない場合は法的手段に訴える」といった内容のメールやSMSが届く。

あわてて文中に記載の番号に電話すると、言葉巧みに架空の請求内容を納得させられ、振込や電子マネーで不正に金銭を盗取されてしまう

対策

  • 「オレオレ詐欺(特殊詐欺)」と同じ手口の詐欺なので、メールを信用せず、直接サービス元に問い合わせ「真偽を確認してから対応する」習慣をつける。
  • 「支払を焦らせる緊急メールが来たら、対応する前に必ず相談するように」伝えておく。

 

ランサムウェア

概要と事例:

ランサムウェアに感染したパソコンの画面(IPA様感染すると、パソコンの中のデータだけをすべて読めなくして「元に戻したければ身代金を払え」と要求する悪質なウイルスソフトです。

「請求書」とか「領収書」のような、もっともらしい詐欺メールに添付されたファイルを開いて感染することが多く、生真面目なシニアが「これは何だろう。急いで確認しなければ」と思ってしまう隙を突いてきます。

幸い身代金の支払いには「ビットコイン口座」が指定されることが多く、シニアが被害に巻き込まれることは少ないとは思いますが、問い合わせ先に返事をしてしまい、別の支払い方法に誘導されることもあります。

なお身代金の支払いにかかわらず、データはまず元には戻すことはできません。ランサムウェアだけでなく、パソコンの故障など、シニアの思い出が詰まった大切なデータの保全対策も必要です。

対策

  • 「請求書」「見積書など、見に覚えはないが、気になるメールが来たら、まず電話をかけて真偽を確かめる。連絡先が明示されていないような請求書は偽物と見なす。
  • もしも感染してしまっても、メールに書かれた身代金の支払いや返信は絶対にせず、詳しい人に相談する。
  • シニアの皆さんには大切なデータもたくさんあるので、機器の故障の備えとして、定期的なバックアップを検討する。
ブログ内の関連記事(新しいウィンドウで開きます)

ランサムウェアとは「感染するとデータを暗号化し読めなくして身代金を要求する」卑劣な不正プログラムです。カプコンやホンダなどに日本企業も狙われ、個人や中小企業、海外では学校・病院などの公的機関にも被害が広がっています。ランサムウェアとはな[…]

ランサムウェアに感染したパソコンやスマホ

 

ローミングマンティス

概要と事例:

高度なテクニックを持つアジア人ハッカーのイメージ感染に成功しても、表だった動きはせず、密かにスマホや家庭のルーターの設定を書き換えて、「ユーザーが銀行サイトに接続した時など、狙った時にだけ目覚めて割り込み、ユーザーを詐欺サイトに誘導する」といった高度なテクニックを使う、悪質なコンピユーターウイルスです。

感染経路は上のランサムウェアなどと同じですが、感染してもまったく気がつきません。

いつの間にか詐欺サイトに誘導され、被害が出るまで発覚しない、恐ろしいウイルスで、今後増えていくことが予想されます。

対策

  • ランサムウェアと同様「不審なメールの添付ファイルを開かない」ことが大切。
  • 家庭用のルーターのファームウェアが最新の物に更新されているか?ルーターの管理パスワードが買った時のままで放置されていないか確認し、更新しておく
  • あまりに古いルーターを使っている時は、新しいセキュリティを重視したルーターに交換する。ネット速度も速くなるし安全。
ブログ内の関連記事(新しいウィンドウで開きます)

サイバー攻撃の多くは、ユーザーをだますことからはじまります。しかし近年、ユーザーはまったく身に覚えがないのに、いつの間にか被害にあうケースが出てきました。アジアのハッカー達が高度な技術力を背景に進化させているローミングマンティス(R[…]

ローミングマンティスを操作するハッカーのイメージ

 

セクストーション詐欺

概要と事例:

いくつになってもアダルトサイトは見てしまうものです。

そんな時にいきなりメールが届き、
「お前はいかがわしいサイトを見ていただろう」
「お前の恥ずかしい写真をばらまくぞ」
と脅されると、つい真に受けてしまう人も多いでしょう。

また事が表に出て「いい歳をして」と言われることを恥じて、金銭を支払ってしまうシニアもいそうです

対策

  • 単に不特定多数に送りつける迷惑メールで、個人情報は漏れていないので、はったり詐欺に過ぎない事を事前に説明しておく
  • 問い合わせたり、交渉すると相手の思うツボ。オレオレ詐欺と同じく引き続き狙われるため、一切無視すること。
ブログ内の関連記事(新しいウィンドウで開きます)

「人の弱みにつけ込む」詐欺が、オンラインでも多発しています。特に「こんにちは」からはじまって「貴方のデバイスにハッカーがアクセスしています」あなたのオペレーティングシステムにアクセスしました」「恥ずかしい写真をばらまくぞ」などハッキ[…]

セクストーション詐欺のイメージ

 

 

2.SNS利用中のシニアを狙うネット詐欺

アカウント乗っ取り

概要と事例:

Facebookで「友達」から「ここであなたを見ました」「このビデオいつでしたか」「私が見つけたものを見て」「あなたみたい」また「となりのトトロの動画」などの、いかにも期待できるようなメッセージが届きます。

フェイブックスパム「このビデオはいつでしたか」の実物一見見慣れたyouTubeのような表示のため、警戒せずクリックすると「見たければIDとパスワードを入れてログインしてください」との画面が出てます。

アカウントを乗っ取るFacebookの偽ログイン画面

ここでさらに入力してしまうと、アカウントを乗っ取られ、今度は自分の友達に同じような不正メッセージを送られてしまいます。

対策

  • とにかく文字以外のURLや画像はクリックしない。
  • 発信者に「こんなの来たけど承知して送ったのか」確認する。
  • 銀行でもSNSでも、電話やメールでいきなり「バスワードを教えろ」とは決して言うはずがないことを認識する。
ブログ内の関連記事(新しいウィンドウで開きます)

Facebookのアカウントを乗っ取りが多発しています。乗っ取られて「ログインできなくなった」「友達にあなたの古い写真を見つけましたなどの不正なメッセージを送られてしまった」とき、すぐに実施すべき対処方法を緊急度順にまとめました。さらに[…]

FacebookSpamでアカウントを乗っ取られて送られた偽メッセージ
ブログ内の関連記事(新しいウィンドウで開きます)

TwitterやFacebook、LINEのようなSNSで起きてしまう「SNSアカウントのなりすまし」。本人になりすまして、不正メッセージや「ここであなたを見ました」「このビデオいつでしたか」「私が見つけたものを見て」「あなただと思いま[…]

アカウントの乗っ取りを防ぐ唯一の方法「二段階認証」のイメージ

 

 

3.ネットを利用中のシニアをねらうネット詐欺

不安に駆られて詐欺犯に電話をしてしまうsenior

ネットの上にはワナがいっぱい

ネットを回っていると、あちらこちらに「ここをクリック」とか「ダウンロードはこちら」といった掲示があります。

うっかりクリックすると、いろいろな詐欺に巻き込まれてしまいます。

ここではシニアがワナにかかりやすい「4つの詐欺」についてご紹介します。

 

1.ポリスランサム

概要と事例:

怪しいサイトを見ていると突然警報音が鳴り出し、「あなたの見ているサイトは違法です。すぐに罰金を支払いなさい」と警視庁のような公的機関を名乗るメッセージが画面に表示されます。

あわててクリックするとクレジットカードで罰金を支払うページに誘導されます。

対策

  • そもそも警察がその場でクレジットカードで罰金を収受するはずがない。詐欺以外あり得ないので無視すること。
  • 無視しても、警告画面が消えないことがある。あせらず検索してネット上の対処方法を調べる。
  • ボタンやリンクをクリックする時は「本当に必要なクリックなのかしっかり確認する。

 

2.サポート詐欺、セキュリティ警告詐欺、ソフトの押し売り

概要と事例:

サイトを見ていると突然

「あなたのパソコン(スマホ)は危険なウイルスに感染しています。すぐに対処しないと大変な事になります。このソフトを買って入れれば安全です」とか
「危ないのでここに電話してカスタマーサポートに相談してください」

といったメッセージが画面に表示されます。警告音が出ることもあります。

「正当なサポート活動」だと誤解したり、あわてて反応すると、無用で高額なソフトやサービスを売りつけられます。

対策

  • 「突然警告して購入に誘導する物はすべて詐欺」とみなす。
  • 自分が入れて入るセキュリティソフト以外の通知は無視する。
  • 警告画面が消えない時は、あせらず検索してネット上の対処方法を調べる。
ブログ内の関連記事(新しいウィンドウで開きます)

ネットをしているといきなり警告音が鳴り「あなたのパソコン(スマホ)はウイルスが感染しています」「システムが損傷しています」との画面が表示され残り時間が表示されて「今すぐ対応を」と求められるるケース。それはシステム警告詐欺です!本物の警告は、[…]

警告詐欺にあわてるシニア

警視庁の捜査員がサポート詐欺に実際に電話して手口を解明する動画も掲載されています。
「中国語なまりの犯人の会話」が収録されていてリアルで非常に参考になります!

 

3.無料の動画コンテンツに見せかけた不正プログラム感染

概要と事例:

ネットを検索すると「有料で配信されているあの有名ドラマが、新作映画が、無料で見られる」といった怪しいサイトをしばしば見かけます。

無料をうたう動画や音楽、写真の違法配信のコンテンツを調べると、高い確率で不正プログラムで汚染されています。
うっかりダウンロードすると、背後で不正なプログラムを入れられ、パソコンを不正使用されてしまいます。

また家族が感染させたパソコンを仕事に使ったため、業務データが外部流出する騒動になることもあります。

対策

  • 「ただより高い物はない」のたとえを、ネット上では特に大切な教訓とする。
  • 有効なセキュリティソフトを必ず導入し、最新版に常に更新する。
  • 仕事で使うパソコンと家族用、趣味用のパソコンは別の物にする。

 

4.当選詐欺

概要と事例:

当選通知をよそおうサブドメインテイクオーバー

検索したサイトを訪問すると突然、
「おめでとうございます。あなたは当選されました。最新のiPhoneを差し上げますのでアンケートにお答えください」
といったポップアップが表示されます。

よろこんでアンケートに答えていくと、もっともらしい説明をしながら、当選品を送るためと称して、Facebookのなどとアカウント連携を求めたり、大切なアカウントのIDパスワードを聞き出します

うっかり入力してしまうと、アカウントを乗っ取られてしまいます。

この攻撃は、特定のサイトにポップアップが開くように細工したり、「サブドメインテークオーバー(Subdomain Takeover)」という「使われなくなったブログを悪用する」する方法で行われますが、もちろん完全に詐欺サイトです。

対策

  • 「ただより高い物はない!」うまい話は絶対に信じない。すぐにブラウザーを閉じて無視する。
  • 「アカウントのパスワードは銀行の暗証番号と同じ」なので、サイト上で聞かれるはずはない。絶対に入力しない。
ブログ内の関連記事(新しいウィンドウで開きます)

ネットに突然「親愛なChromeユーザー様」「年間ビジターアンケート」「おめでとうございます」「ラッキービジターです」などが表示され「アンケートに答えて最新型のiPhoneを獲得を」と誘われることがあります。SMSで「ご当選確認お願いします[…]

「スマホが当たった!」当選詐欺の仕組みや手口、対処方法は?

 

5.偽通販サイト詐欺

概要と事例:

ネット上で商品を検索すると「格安」だったり、人気商品が「在庫あり」のECサイトを見つけ、深く調べないで喜んで購入してしまいましたが、、、

偽通販サイト~こんなサイトには注意■出展:消費者庁「インターネット通販トラブル」

 

  • 一般的なクレジッカード決済でなく、「銀行振り込み」しかできない事も不審に思わず、指定口座に振り込みましたが、何も送ってこない。問い合わせたら店が存在していない。
  • クレジットカード決済のため安心して決済したが、送られてきたのは似ても似つかない別の商品だった。問い合わせても返事がなく、返品も受け付けてもらえない。

典型的な「偽通販サイト」の手口です。

かつては怪しい日本語や不自然なサイトのデザインで容易に見破れましたが、今では本物のサイトをコピーして一見しただけでは見分けるがつかない偽通販サイトも多くなってしまいました。

キャッシュレスがすすむ現在、敢えて銀行振り込みしかできないサイトはそれだけで要注意です。

またクレジッカード決済ができたとしても、偽商品を送りつけて、カード決済までの時間を稼ぎ、代金を搾取する手口も横行しています。
相手が海外や外国人ケースも多く、返品や返金の手続も難しいケースが多いです。

対策

  • 有名でない存在が明らかでないECサイトでの買い物はしない
  • 他と比べて極端に安い価格や、あるはずのない在庫を信じない。
  • クレジットカードを使った場合は、すぐにカード会社に連絡して、支払い停止手続を取る。
  • 銀行振り込みをしてしまった場合は、銀行と警察に届け出て、口座の凍結を依頼する。

 

少しでも不安を感じたら、パソコンやスマホをセキュリティーソフトで検査してあげましょう!

まとめ:
正しい知識でシニアを被害から守りましょう。

今世間ではオレオレ詐欺(特殊詐欺)が大きな問題となり、官民上げて防止に努めてた結果、被害はようやくピークを超しました。

ネット上の詐欺も手法は異なると言え、無知や経験不足につけ込んで金品を奪おうとする点で、危険性は変わりません。

またネットを活用しているシニア・高齢者ほど、プライドが邪魔をして、被害に気がつかない振りをするケースもあります。

日常的に、上でご説明したような知識を教えてあげて、シニアにも安全にネットを楽しんでもらいましょう。

 

「私のスマホやパソコンがハッキング、感染しているかも、、」本当にハッキングされているか確実に調べる方法は?

ネット上のデマや悪質業者の広告を信じてはいけない!

当ブログでご説明しているとおり、スマホやパソコンに突然現れる「ハッキングやウイルスの警告」は広告目的の詐欺警告がほとんどです。

しかし、まれとは言え、時には「不正なアプリをインストールされた」「アカウントを乗っ取られた」などが原因で本当にハッキングされることもあります。

本当にハッキングされているかも、、」とどうしても心配なときは、ハッキングやウイルス感染などの調査を行っている専門会社に調査を依頼しましょう。

しかし、ネットで調べると、ハッキング調査を探偵や興信所が行っているところが見つかりますが、パソコンやスマホのセキュリティが強化されている現在、ログ解析などのハッキング調査は高度な技術と実績を持つ専門家しかできません。

より正確な情報を安全に調べるには、ハッキング調査の専門業者に相談しましょう。

おすすめのハッキング調査会社:デジタルデータフォレンジック

デジタルキーパーも貴重な情報を提供いただいている「デジタルデータソリューション株式会社 の《デジタルデータフォレンジック》」は、官公庁、警察・捜査機関からの信頼も厚い、国内随一の高い技術と実績を持つサービスです。

累計の相談件数は1万4,000件以上。国内売上11年連続No.1のデータ復旧技術を利用して、デジタル遺品の調査・データ抽出を受け付けています。

相談~調査の見積もりまでは無料で対応してくれるので、まずは一度相談してみるとよいのではないでしょうか。

「※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。」

おすすめの調査会社:デジタルデータフォレンジック

トロイの木馬の感染調査、マルウェア感染調査の専門業者への依頼はこちら